祥伝社新書<br> はじめて読む人のローマ史1200年

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祥伝社新書
はじめて読む人のローマ史1200年

  • 著者名:本村凌二
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 祥伝社(2016/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396113667

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内容説明

ローマはこれだけのことを教えてくれる!「ローマの歴史のなかには、人類の経験すべてが詰まっている」(丸山眞男)──数ある文明のなかで、起承転結をこれほど完璧に見せた歴史はない。本書は、その1200年間を4つの時代に分け、「なぜ、ローマは大帝国になったのか」など7つのテーマを設けて、歴史の大きな流れとして見ていく。古代の同時代人から近代のイギリス、現代のアメリカまで、多くの国家・民族がローマ史を探究し、統治に活かしてきた。新たな覇権主義の様相を呈する現在の国際情勢。そのなかで、日本および日本人が進むべき道は何か──その答えは、ローマ史のなかにすでに用意されている。

目次

〈ローマ史を理解する7テーマ〉●なぜ、ローマ人は共和政を選んだのか? ●なぜ、ローマ軍は強かったのか? ●なぜ、ローマは大帝国になったのか? ●なぜ、ローマ市民以外に市民権を与えたのか? ●なぜ、皇帝はパンとサーカスを与えたのか? ●なぜ、キリスト教は弾圧されたのか? ●なぜ、ローマは滅亡したのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あゆ

61
はじめて読む人のローマ史1200年 高校は世界史の授業だったのでこの本はその復習にもなった。世界史のテーマでローマ史が1番好きだから読んでいてめっちゃ楽しかった。 授業は浅く教えてもらっただけなのでローマ史のこと、深く知れてよかったです! 授業で習った時にどうしてカエサルは暗殺されてしまったのかがずっと気になっていたのでその答えが知れてよかった! 2020/10/25

コウメ

58
とても読みやすいし、昔のローマの人は「名誉」や「勇敢」、「父祖の遺風」などの考え方が強く。傲慢はないというなかなか変わってる思想。ローマ軍は軍紀もとても厳しく、アウルス・ポストゥミス・トゥベルトゥスの息子を勝手に一騎打ちをしたので打首にするほど厳しい軍紀だった。功を挙げるより軍紀の方が重視している。「ザマの戦い」や「カンナエの戦い」は少し兵法的な部分があって面白い。奴隷の質など変化、以前は戦争捕虜だったが「捨て子」に変わっていった。当時は捨て子が多いし、捕虜は1度自由と知っているが、捨て子はそれを知らない2020/08/14

kawa

30
(再読)「ローマ人の物語」読了後に改めて。「はじめて…」のタイトルだが、「…の物語」後の読みでも、却って整理ができてサクサクと頭に入ってくる。「…の物語」再読や関連書籍チャレンジに意欲高まる良書だ。2019/07/20

kochi

23
中学の時にアシモフの『銀河帝国の興亡』を読んで以来、ギボンの『ローマ帝国興亡史』は、いつか購入して読む本であり続けているのだが、一向に、揃えられないのでf^_^;、本書を入門用に読んでみる。歴史の本というよりもテーマごとにまとめられているので読みやすい。太平洋戦争の戦後処理に関して、「日本は我々のカルタゴである」といったアメリカ高官もいたらしいので、「ローマの歴史のなかには、人類の経験全てが詰まっている」(丸山眞男)というのもうなずける。2015/07/27

masabi

22
【要旨】ローマ建国から西ローマ帝国の滅亡までを7テーマに沿って解説する。【感想】集団主義的、共和主義的帝国主義の原動力になったのが名誉である。死ねば無になるからこそ死後も名が残り永遠になることを目指して公職や武勲の獲得に心血を注ぐのかとも思った。先祖の活躍や実績を聞くことで幼いころから名誉を重んじることや自制を学んでいく。ストイックであることが戦場での強さや国政の強靭さ柔軟さに繋がったのだろう。2016/10/04

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