内容説明
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高分子の幹に高分子の枝を接ぎ木(グラフト)することで、簡単に、既存材料に機能性を付与できる「放射線グラフト重合法」。この技術の応用範囲はますます広がっており、たとえば、最近開発された吸着繊維は福島第一原発で放射性セシウム除去に活躍しています。 本書では、この放射線グラフト重合の基礎から研究・開発、そして製品に至るまでをまとめています。基礎研究の成果を製品につなぐことによって実現した「吸着材の革命」の現場を知ることができる一冊です。
目次
第1章 グラフト重合の基礎
第2章 グラフト鎖のサイエンス
第3章 分離材料の形と性能の革命 その1~多孔性中空糸膜と多孔性シート~
第4章 分離材料の形と性能の革命 その2~繊維,フィルム,そして粒子~
第5章 グラフト鎖の競争
第6章 グラフト重合の製品
索引