内容説明
なぜ、世界はカネ儲けにタブーをなくしてしまったのか?半ば公然と行われる公共物破壊、ゆすり、たかり、窃盗、贈収賄、詐欺、インサイダー取引、殺人―。われわれは、何を失い何を得たのか。冷戦が終わり、イデオロギーを判断基準にした時代から、ゼニが全ての時代に替わった世界の今を根本から問い直し、日本の進むべき指針を示す。
目次
政界におけるゼニオロジー支配時代の始まり
欧米とアジアにおける思考様式の違いと民主主義
社会における普遍的なもの
ゼニオロジーが支配する社会の諸相
ゼニオロジーに支配された大学
金融危機
科学技術の進歩とモラルの進歩
アインシュタインと相対性理論
第三世代植民地主義(ネオ・ネオ・コロニアリスムまたは3Gコロニアリスム)
無限螺旋運動論
日本人および日本の将来に向けて
著者等紹介
新谷忠彦[シンタニタダヒコ]
1946年石川県生まれ。1970年上智大学外国語学部フランス語学科卒業。1974年パリ高等研究院第六部修了。1977年4月から2010年3月まで東京外国語大学に勤務。現在、アジア・オセアニア地域に関する素人旅行コンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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