内容説明
天才の歯車を狂わせた裏切りとは何か？鬼才浅利慶太の弟子として、生前の三島由紀夫をみつめた著者の、独創的評論。第５回碧天文芸大賞出版化奨励作。
目次
１ 復讐の構図―文壇処女作『假面の告白』をめぐって
２ 『金閣寺』論―Ｄｏｐｐｅｌｇ¨ａｎｇｅｒ 真犯人の研究
３ 裏切りの季節―三島由紀夫の変容
４ さまよえる船―『午後の曳船』とは何か
５ などてすめろぎは―二・二六事件と英霊の声と
６ 熊本神風連のごとく
著者等紹介
梅津齊［ウメツヒトシ］
１９３６年５月北海道稚内市生まれ。樺太泊居町にて終戦。北海道学芸大学（札幌）卒。熊本大学大学院日本文学研究科修士課程修了。１９６２年、劇団四季入団、浅利慶太氏に師事。１９８５年、札幌市教育委員会・札幌市教育文化財団共同事業として、演劇研究所『教文演劇セミナー』を起ち上げる。演出兼事務局次長。１９９３年以降、熊本壷渓塾講師。北海道文学館会員、熊本近代文学研究会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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