ヒストリカル・スタディーズ<br> 共食いの博物誌―動物から人間まで

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ヒストリカル・スタディーズ
共食いの博物誌―動物から人間まで

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  • サイズ B6判/高さ 19cm
  • 商品コード 9784778316068
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0030

内容説明

カニバリズム(共食い)はさまざまな生物間でおこなわれ、多くの動物では飢餓やストレスなど環境要因に対する自然な反応と見なされる。さらに進化論的にも理に適っている。一方、人間がカニバリズムに強い嫌悪感を抱くのはなぜだろうか。生物学的なものか、それとも文化的なものか?動物学者が科学的な視点から昆虫、魚、鳥、動物、そして人間まであらゆるカニバリズムのタブーに分け入り、真実を解き明かした画期的なノンフィクション。

目次

第1部 動物(アニマルはカニバル―共食いする動物たち;お子さまランチを召し上がれ;性的共食い―大きさがものを言う;ひとりにして;ホッキョクグマはつらいよ ほか)
第2部 ヒト(ネアンデルタール人とそのほかの谷の住人たち;コロンブス、カリブ族、カニバリズム;いさかいのもと;カニバリズムと聖書;史上最悪の隊 ほか)

著者等紹介

シャット,ビル[シャット,ビル] [Schutt,Bill]
ニューヨーク州立大学で生物学修士号、コーネル大学で動物学博士号を取得。ロングアイランド大学ポスト校生物学教授およびアメリカ自然史博物館研究員。北米コウモリ学会(NASBR)理事。脊椎動物研究を専門とする動物学者のかたわら、2008年に吸血動物をテーマにしたノンフィクションDark Banquet:Blood and the Curious Lives of Blood‐Feeding Creaturesで作家デビューを果たす。ニューヨーク州ロングアイランド在住

藤井美佐子[フジイミサコ]
翻訳家。横浜市立大学文理学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

CCC

13
世間で語られるカマキリの共食いが単純化されたものだったなんて。他にもホッキョクグマ、チンパンジーの共食い、敵対勢力へのレッテル利用、胎盤食の話なんかが興味深かった。イメージ先行になりやすい共食いの知識を補正するのにいいかもしれない。2018/08/03

vonnel_g

5
エド・ゲインから始まって、動物に普通に見られる共食いの行動、新大陸で行われていたという人食いの真偽、カニバリズムが行われた遭難事件、果ては胎盤食(ナチュラル系の人は必読)、クロイツフェルト・ヤコブ病まで、広範囲にわたる「共食い」の研究。驚いたのは「カニバリズムを直接見たものはいない」という下り。そうか我々は文化人類学者に騙されていたのか!2018/06/02

jackbdc

4
共食いが自然界で決して珍しいものではなく、飢餓やストレスなどの環境要因に対する自然な反応であり進化論的にも理にかなったものと論じる。また、昆虫や魚類と比べて哺乳類から霊長類、人間に至るまでさらに発生頻度は少なくなるが無くなるわけではない。共食いのタイプは主に3つあり、1.生き残るため:飢餓やストレス、2.弔いのため:儀式として、3.薬効を期待してのものまで。何故か気になるテーマだが通読して感情的には気持ち良いものではない。このようなタブー的反応は文化による刷り込みと筆者は言うが根源的なものにも感じる。2021/05/24

近藤こたつ

4
人類学の観点から見るカニバリズムの書物はこれまでも読んだことあるけど、動物学者が書いた共食いに関する書物は読んだことなかったから新鮮だった。色々な生物の共食いや人間の胎盤食を扱い、犯罪者のカニバリズムを扱わないのが特徴的だった。2019/07/13

matsu

4
とても面白かった。1章は人以外の共食いについて、2章目はカニバリズムについて書かれている。カニバリズムについても、殺人鬼などに焦点を当てるのではなく、文化的・危機的状況におけるカニバリズムがどのようなものであったのか、一般に言われているものとどれくらい異なるのかが詳細に述べられていてとても勉強になった。カニバリズムがいかに差別の道具として使われてきたのかがよく分かる。2018/03/10

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