内容説明
我慢するな肯定せよ。パワハラ認定に怯えるあなたへ。
目次
序章 怒りを抑えられないのはなぜだろう
第1章 怒りを否定していませんか?
第2章 アタマが感情をこじらせている
第3章 怒りのトリセツ準備編 “怒り”のエネルギーは使いよう
第4章 嫌悪のトリセツ “嫌悪”は怒りへと変わる
第5章 恐れ・不安のトリセツ 怒りの裏には“不安”が隠れている
第6章 悲しみのトリセツ “悲しみ”を否定して怒りで強がる
第7章 怒りのトリセツ本編 “怒り”のほんとうの目的を知る
第8章 喜びのトリセツ 怒りを肯定すると“喜び”が増す
最終章 感情は敵ではないことに気づく
著者等紹介
加藤隆行[カトウタカユキ]
心理カウンセラー。1971年名古屋市生まれ。福井大学大学院(博士前期課程)修了後、システムエンジニアとしてNTTに入社。30歳のとき体調が激烈に悪化し、休職。2015年に退職し、心理カウンセラーとして独立。心屋塾、アドラー心理学、認知行動療法、瞑想などを組み合わせた独自プログラムを開発し、カウンセリングやセミナーを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チャー
7
タイトルが気になり手に取る。突発的にカットなり、他人に怒りをぶつけてしまうとき何が起こっているのか、どんな対処が適切なのか。本書は怒りに限らず、嫌悪、恐れ、悲しみ、喜びなどの感情其々に焦点を当て、なぜそうなるのかをわかりやすく説いている。感情を抑えることが大人であるというのが一般的であるが、カラダが発した感情をまず認めることが第一。頭でアレコレ考えて、我慢したり無理に納得することは必ずしも良いことでは無い。怒ってしまうのはその奥に不安や悲しみがあるから。先ずはその時々の感情を認識し受け入れることが大切。2020/11/21
林原琢磨
2
「感情は敵ではない」ということに気づくためのプロセスや見方が書かれている本です。タイトルにある「怒り」の感情ばかりではなく、「不安」「焦り」「哀しみ」などについても、それらを消そうとしたりコントロールしようとしたりするのではなく、肯定してあげることの大切さや、そのための様々なワークが紹介されています。やや抽象的なものが多いですが、「思考で捉えるより身体で感じる」ということを大切にする必要があることは何度も述べられているため、頭で納得いかずとも、すぐには効果が出なくとも、トライしてみる価値はあると思います。2021/05/03
Dice/K
2
色々と耳が痛いけど(笑)、一番引っかかたフレーズは「ワタシは大変な『被害」』にあったのだからアイツを罰する『権利』と『正義』がある」と思い込んでる、というくだりかなぁ。権利とか正義とかロクでもないと思っているんだが、怒りに理屈を足してるんだよね〜怒りや嫌い、悪いなどの感情を認識した上で上手く付き合っていきたいものだね2021/01/04
KAZUE
2
タイトル書い。2020年は怒ることと向き合っている。2020/08/13