内容説明
画家たちによる“敬虔で魅惑的な世界”の競演がここにある。キリスト教美術における最大のテーマ「天国と地獄」、そして「天使と悪魔」。神々しく美しい、また不気味で妖しい世界を堪能できる傑作を多数掲載!
目次
はじめに 天国と地獄、天使と悪魔 その敬虔で魅惑的な世界
天国か地獄か!?「最後の審判」の世界(「最後の審判」の世界観;鬼才ボスの奇妙な「最後の審判」 ほか)
第1章 天国と地獄(七つの大罪と天国、地獄;天国のヴィジョン…キリスト教世界の天国とは ほか)
第2章 天使の系譜(旧約聖書の天使たち 天地創造と天使;天使の階級 ほか)
第3章 悪魔の系譜(反逆天使と悪魔;堕天使ルシファー ほか)
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読書という航海の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nat
16
図書館本。絵が大きくて豊富なので見やすかった。ボスの絵がたくさん掲載されていた。エル・グレコ、ヴェネツィアのトルチエッロ島にある最後の審判など他にも興味がある絵が色々あった。いつか本物を見に行きたい。2019/11/25
m
5
天国と地獄、天使と悪魔をメインに、フルカラーで簡潔にまとまっており読みやすかった。これを読めば宗教画の理解がぐっと深まる。初めて見る絵も多く、相変わらずブリューゲルが描く謎の生物のバリュエーションがすごい(笑)2021/01/31
ikeikeikea
3
『怖くて美しい世界の名画 天使と悪魔編』綜合図書を再編集したもの。記載内容に誤りが多い。例えばP58に「1世紀末に書かれた『ヨハネの黙示録』は長い間異端扱いされていたが2世紀の中頃にローマ・カトリック教会はこれを正典として認めた」旨の記載があるが、「長い間異端扱いされた」は言い過ぎであるし、また正典とされたのもカルタゴ会議においてなのだからもっと後であろう。他にはP77に「紀元1世紀頃の神学者ディオニシウス・アレオパキダは著書『天上位階論』」との記載があるが、天上位階論の著者は紀元後5,6世紀頃の人物だ。2019/09/24
しき
2
美術展の鑑賞の前知識として読みました。 キリスト教にあまり詳しくなかったので、勉強になりました。2025/03/29
kaz
2
深淵かどうかはともかく、こんな絵もあるんだというものがけっこうあり楽しめる。一つ一つの図版が小さく、せっかく説明されていてもよく見えないのが難。構成は『天国か地獄か!?「最期の審判」の世界』『第1章 天国と地獄』『第2章 天使の系譜』『第3章 悪魔の系譜』。 2020/05/02