出版社内容情報
「細胞建築学」とは、「細胞の中の建築(構造)がどのように出来上がっていて、その配置や動きにどのような意味があるのか」を探る、新しい考え方の学問。生物学だけでなく、都市や建築のデザインに興味をもつ人々にもヒントとなるような書籍を目指している。
内容説明
“力学的理解”“多様性”“中枢なき調和”“時間変化”―「細胞」を「建築」として捉える「細胞建築学」4つの視点。
目次
第1章 細胞についての基礎知識
第2章 「ゲノムDNA」は「細胞建築」の設計図か?
第3章 「細胞建築」を力学的に理解する
第4章 細胞建築の「多様性」を理解する
第5章 「中枢なき調和」を理解する
第6章 「細胞建築」の変化を理解する
第7章 「細胞建築学」のこれから
著者等紹介
木村暁[キムラアカツキ]
1974年モスクワ(旧ソ連)生まれ。1993年北海道札幌南高校卒業。1997年東京大学理学部生物化学科卒業。2002年東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻修了。博士(理学)。同年JST・博士研究員。同年~2006年慶應義塾大学大学院理学研究科・特別研究助手。2006年日本学術振興会・特別研究員。同年~2015年国立遺伝学研究所および総合研究大学院大学・准教授。2015年~国立遺伝学研究所および総合研究大学院大学・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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