内容説明
本書は、「RTミドルウェア」を活用した「ロボット・アプリ」を開発するための入門書です。「RTミドルウェア」は優れた「ロボット・ソフト」ですが、「使い始めるまでのハードルが高い」という声もあります。本書では、これを払拭するために、(1)ダウンロードするだけで動く「ロボット・システム」を読者に提供し、まずは動かす(2)動かしてみて興味をもったら、その上で詳細な内容に触れていくという構成でまとめました。
目次
第1章 「RTミドルウェア」を知る
第2章 「ロボット・システム」で遊んでみる
第3章 「RTコンポーネント」による音声処理
第4章 「RTコンポーネント」による画像処理
第5章 「RTコンポーネント」による「アクチュエーション」と「シナリオ制御」
第6章 「RTコンポーネント」のプログラミング方法
第7章 「ロボット・システム」への適用
著者等紹介
長瀬雅之[ナガセマサユキ]
1985年静岡大学理学部地球科学科卒業。同年(株)セック入社。「はやぶさ」「ひので」など人工衛星のソフトウェア開発に従事。2003年からRTミドルウェアに関わる。その後、各種ロボット委員会、日本ロボット学会理事、NEDOプロジェクト責任者など歴任。学会論文投稿、書籍執筆、Web記事執筆に多数関与
川口仁[カワグチシノブ]
1986年早稲田大学教育学部社会科社会科学専修卒業。同年(株)セック入社。社会インフラや宇宙先端分野のソフトウェア開発に従事。2007年よりORiNやRTMを利用したロボットプロジェクトや学術論文投稿にも多数関与。RTM on Android開発に参画。rospeexやOpenCV‐RTCの開発にも協力
中本啓之[ナカモトヒロユキ]
1996年東海大学工学部航空宇宙学科卒業。同年(株)セック入社。宇宙分野のソフトウェア開発を経て、2003年よりRTMやRSiなどのロボット技術標準化活動を推進しつつ、多数のロボットプロジェクトに従事。学術論文投稿や書籍の執筆にも多数関与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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