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経済ニュースが10倍よくわかる 日本経済のカラクリ―円高がわかれば日本経済がわかる

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784776206446
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

内容説明

1日4万ユーザーを集めるスーパーブロガーにして、官僚、政治家、金融界から注目される経済評論家が、会計実務の知識と統計資料を基に徹底解説。

目次

第1章 なぜ、今日本は円高なのか?
第2章 日本の競争力は落ちているのか?
第3章 グローバル化は歴史の必然か?
第4章 本当にサムスン、現代に学ぶべきか?
第5章 日本の生産性は低いのか?
第6章 なぜ、人民元は買えないのか?

著者等紹介

三橋貴明[ミツハシタカアキ]
作家・経済評論家。中小企業診断士。1994年、東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめNEC、日本IBMなどを経て2008年に中小企業診断士として独立、三橋貴明診断士事務所を設立した。現在は、経済評論家、作家としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なにょう

11
面白い本だ。示唆に富む。2010年の時点での、日本と中国とアメリカとEUの経済的立ち位置を説明した本。08年にバブルはいかにして弾けたのか。不動産と金融工学が結びついて……EUの中の火種は。ドイツが財政の健全化を他国に押し付けるなら……韓国経済の強みと弱みは。圧倒的ガリバー企業を持ちつつ、資本財メーカーは弱いよね……インドと中国は先進国になれるか。まず、人口が多すぎだよね……日本は、創造・競争を忘れなければ大丈夫?どの分野でも、どの層でもカバーする産業構造が日本の圧倒的強みである。2018/02/18

しき

7
円高では日本経済は破綻しない。そもそも「日本経済が破綻する」とは何なのか、定義して欲しい。マスコミの報道は、比較対象が不適切で、定義が曖昧で、数字ではなく印象で語る。本書を読めば、マスコミに騙されることはなくなる。以下、表紙の暴論に対する答え。「日本の輸出は、GDP比で1%程度」「自動車の輸出は、輸出全体の10%」「国毎にマーケットサイズも財政状態も違うのに、競争力の比較はできない。そもそも、競争力の定義とは何か」「日本は供給過多なので、外貨は日本に投資しない。ゆえにキャピタルフライトはおこらない」。2016/08/19

gondan

5
★★★★☆あとがきもなくずばっと終わっており、読んでいて気持ちいい本でした。円高はデフレと相対的な円の価値の上昇が原因であり、日銀政策は効果はない。著者のグローバル化に対する批判は厳しく、成功したかに見える韓国などを引き合いに出して、いかに国民が損をしているかを指摘している。また、中国やインドに関しても国内事情を分析して、悲観的な将来を予測している。国の借金はもっと増やすべきという主張は、理解できるが、一般の意見と違うので私には是非は分かりません。日本に対する愛を感じる本でした。2011/01/26

初恋の嵐

3
一日で読めます。書かれたのが2010年の10月頃で、雑誌を読んでる感覚でかなり読み応えありました。価格が1000円なのがもうちょい何とかならない(笑)日本が円高の理由。日本は輸出依存?日本の競争力は本当に落ちている?など、メディアが当たり前のように煽っている点を見事に論破しています。日本経済はまだまだ強い!と自信が持てる。ただ学者によって色々な意見もあるから鵜呑みにせず、自分としても冷静に考えたい。2011/02/21

ハム太郎

2
マクロ経済を考えたとき、政府の財政と家庭の家計簿とを同じように捉えてはいけない。庶民が直観的に正しいと思うことは、実は往々にして間違いとなる。例えば、デフレ期、すなわち不景気になると公共事業を減らせ、公務員を減らせと国民は要求するが、これはデフレをさらに進行させる要因となる。そういった意味では、民主主義と資本主義は矛盾するものなのだろう。この本では他にも「直観、イメージ」と「実態、論理的・客観的帰結」とが非常にかけ離れているように思われる例が数多くある。2013/05/18

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