かりん叢書<br> 蝶 - 歌集

かりん叢書
蝶 - 歌集

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784860237240

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomihajime

1
釈迢空賞を受賞した渡辺松男氏の歌集。歌人は病気になった時、孤独になった時、歌の対象を何に求めるかで歌人の個性がにじみ出るなと。正岡子規、山崎方代、佐藤佐太郎と比べながら読んだ。対象を写実する正岡のやり方を佐藤はさらに追い求め、山崎は自分を捨象した。写実することはある意味自分を捨象することにつながる。渡辺の場合はどうだろうか。自分を捨象することなく写実しているといおうか。無骨に形而上に向かっているとでもいおうか。2013/04/04

景太

0
人や物の存在を〝現象〟のように見つめ直すことで歌を立ち上らせる歌人の眼差しの深さに、はっと息を呑んでは、その息をどう吐き出せばいいのかわからなくなる。貴重な時間だ。「木にひかりさしたればかげうまれたりかげうまれ木はそんざいをます」「人わたりつつゆれやまぬ吊橋のわたりきらなばゆれもやまざる」2019/07/16

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