来訪神事典

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来訪神事典

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784775318348
  • NDC分類 387
  • Cコード C0039

内容説明

仮面・仮装の来訪神に関する545項目を選択し、4つの大きな項目に分類、それぞれの来訪神について概説をつけた。

目次

序 ユネスコ無形文化遺産となった来訪神
様々な来訪神(大和文化圏の「ナマハゲ系儀礼」;琉球文化圏の来訪神「ニライ・カナイ」;混合文化圏の「お年玉」の起源となった来訪神;グローバルな来訪神)
来訪神用語辞典(大和文化圏の仮面・仮装の来訪神;琉球文化圏の仮面・仮装の来訪神;混合文化圏の仮面・仮装の来訪神;世界の仮面・仮装の来訪神)

著者等紹介

平辰彦[タイラタツヒコ]
昭和33年(1958)6月30日、東京都杉並区に生まれる。玉川大学文学部英米文学科卒業。同大学院修士課程(英文学専攻)修了後、早稲田大学大学院文学研究科修士課程(芸術学専攻)修了。明星大学大学院人文学研究科博士課程(英米文学専攻)修了。博士(英米文学)。日本演劇学会、民俗芸能学会、日本比較文学会、国際融合文化学会各会員。桐朋学園大学短期大学部、文教大学女子短期大学部などの非常勤講師を経て秋田栄養短期大学准教授。現在、尚美学園大学で「舞台芸術」、「伝統芸能論」、「日本文化論」、「文学」などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ジャズクラ本

12
○折口信夫のマレビトによって定義付けできる来訪神。最も有名なのは秋田県のナマハゲだが、このナマハゲ系儀礼は東北から南端とされる福井まで各地に点在しているようだ。その習俗にはミクロネシア、ポリネシアの南洋からや、稲の付帯物として伝来した(?)中国ミャオ族、イ族のもの、道教的要素、そして果ては欧州の来訪神に共通するものもあるという。一方、海の果てから来訪する神(ニライ・カナイ)を信奉する琉球文化圏の来訪神も実に興味深い。ただ、事典形式で系統立てた読み物ではないため、若干整理しながら読み進める必要はあります。2020/10/15

Hiroki Nishizumi

4
残念ながら事典といっても類書に比べとりわけ詳しく記述されているとも思えない。それでもまとまった資料としては貴重だと思う。冒頭にマレビトの特色として、季節を定めて来訪し、畏敬されつつ款待され、表徴する音をたて、訓戒を与え、冬至に関係する、とあげているのは分かりやすくて良い。やはり興味深いのは琉球文化圏だな。あと大和との混合文化圏はもっと見聞を広めたいなぁ。2020/11/02

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