中公新書<br> 信長公記―戦国覇者の一級史料

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中公新書
信長公記―戦国覇者の一級史料

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  • サイズ 新書判/ページ数 263p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025036
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1221

出版社内容情報

織田信長の生涯と事績を知るうえでの基本史料には何がどう書かれているのか。28のトピックに整理して解説を加え、概要を明かす。

和田裕弘[ワダヤスヒロ]
著・文・その他

内容説明

織田信長の生涯を側近が著述した『信長公記』。父親の葬儀で仏前に抹香を投げつける場面、岳父である斎藤道三との初会見ほか、小説などで描かれる挿話の数々は、この軍記が土台となっている。第一級の史料とされるが、実際には何がどう書かれているのか。現存する『信長公記』諸本を調査した著者が、「桶狭間の戦い」「信長の居城」「並みいる重臣」「本能寺の変」など28のトピックに整理して解説、その全容を明かす。

目次

序章 『信長公記』とは
第1章 尾張統一と美濃併呑(尾張の織田一族;父・信秀 ほか)
第2章 上洛後(第十五代将軍足利義昭;比叡山焼き討ち ほか)
第3章 安土時代(安土城;松永久秀の謀反 ほか)
第4章 天下布武へ(大坂本願寺;佐久間信盛の追放 ほか)

著者等紹介

和田裕弘[ワダヤスヒロ]
1962年(昭和37年)、奈良県に生まれる。戦国史研究家。織豊期研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

56
信長の一生やその周辺を信長公記の記述を手掛かりに追った一冊。信長の一生に関しては関連書籍を散々読んでいた為に特に目新しいものは無いが、それでもやはり読まされてしまう。物語になる人生ってやはりあるものだなあ。特に面白く感じられたのは蘭奢待を切り取る時の世評を気にするエピソードとか、信忠の有能さを記した部分。後、桶狭間以前の若かりし頃のエピソードも信長公記が主になっているというのも初めて教えられた。研究が進むにつれて色々変わってきている信長像だけど、いずれにしても魅力的なのには変わりがないのを教えられました。2018/11/23

Book & Travel

49
信長については様々な小説で読んではいるが、数々のエピソードのどこまでが明らかな史実なのか、知りたくて手に取った。信長を知るにはやはり太田牛一の信長公記。過度の信頼は禁物だがそば近くで仕えた筆まめな家臣が書いたことで信頼性が高く、後のイメージを形作ったという。本書は項目毎に分けその内容を取り上げている。意外に淡々と書かれているが、信長がその時その時を何とか乗り切って勢力を広げていった生の様子が伝わり面白い。残酷な所もあるが戦国の世でもあり、むしろ人への気遣いと打ち手を的確に行う切れる人物という印象を受けた。2020/09/28

ひろし

44
信長公記の全訳本を挫折した者としては、項目別にまとめられ、読みやすかった。蘭奢待を切り取った話は、これまで信長の常識のなさを示すエピソードと理解していたが、前例にならっていたり(百年前だが)切り取ったものを分け与えていたりと普通の対応をしているところもあると思える。2018/10/31

かごむし

33
「信長公記」の訳注ではない。「信長公記」とは何かから語り起こし、その記載内容から、信長の事績を著者と一緒に追っていく本である。「信長公記」という当時の人が書いた一次史料が元になっているが、史料自体の限界を当時の他の記録と照らし合わせながら、また、研究成果も取り入れながら、信長の真の姿に肉薄していく。小説のような過度な装飾をはぎ取った、革命児の生涯というべき記録は面白かった。と同時に、砂に埋もれた歴史を正確に復元するような、地道で、相当なエネルギーを費やしたであろう研究から、本当の仕事だなあいう感慨がわく。2021/09/13

春風

21
信長公記とは、信長公の旧臣 太田牛一が著した、織田信長の一代記であり、信長研究の一級史料とされる。太田牛一直筆の信長公記は四冊伝わっており、それらを写した写本や短編・残闕本を含めると七十冊を数える。本書は信長公記の諸本調査を行った著者が著す、全編註釈のような一冊である。自筆本に於いても、取材の成果の反映や、納品先への配慮からの記事の多寡が認められるようで、それらの異同の校合成果が窺えるのが面白い。また、写本でも重要と思われる箇所は取り上げられており、信長公記の変遷を知る上では必読書と言えるであろう。2019/12/01

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