出版社内容情報
【ポルタ文庫】仕事帰りに一軒のフルーツパーラーを見つけた里菜。そこの店員守屋はフルーツだけでなくなぜか法律にも詳しい?
内容説明
フリーのネイリストとして毎日奮闘している里菜、二十六歳。親友の麻衣と、彼女の恋人のことで言い争いをしてしまい落ち込んでいた日の仕事帰り、裏通りで一軒のフルーツパーラーを見つける。無表情でクールな眼鏡店主の守屋は、フルーツのことになると突然饒舌になる大のフルーツマニア。そのうえなぜか法律に詳しく、麻衣が巻き込まれそうになっているトラブルに、法的な問題があると指摘。里菜は事態を打開するヒントを得て―。美味なるスイーツで客の心を癒す『宝石果店』は、憂鬱なお悩みも解消してくれる!?フレッシュで甘いお仕事ラブコメディー!
著者等紹介
江本マシメサ[エモトマシメサ]
長崎県出身。「第3回なろうコン」金賞受賞作『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』で2015年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
160
美味しそうなフルーツやスイーツ、ネイルのキラキラした世界、法律のビシッとした文言を織り混ぜながらの物語は良い意味で単純明快、読みやすくお悩み解決後はスカッとしました。いちごから始まって、さくらんぼ、マンゴー、マスカット、りんごと季節を追いかけていきながら二人の距離もだんだん近づいていくのも良かったです。肩の力を抜いて旬の果物のスイーツと紅茶をお供に読みたくなる美味しい一冊でした。2021/04/20
ツン
99
きちんと忠告をした友人、退職した職場の上司とも良好な関係が築けているのは、主人公が真っ直ぐだからだよね。嘘から始まった二人の関係だけど、毎回一時間以上一緒に行列できるって、どう考えても相性は完璧だと思う。2021/09/12
野のこ
60
里菜ちゃんも守屋さんも独特だけどふたりとも好きで読んでて楽しかった〜。そしてフルーツスイーツのなんて美味しそうなこと!以前、読友さんからいただいて甘くて美味しかったタンカンも出てておーーってなった。守屋さんのお兄さん家族はどう成り立ってるのか気になりました笑2021/05/07
えりこんぐ
39
読書が捗らないなか、軽いものに癒されてる♪ フルーツとスイーツには日々かなり助けられてるなぁ。スイーツがメインのキャバクラに興味津々。【積読40】2022/05/22
mariann
33
江本さんのお仕事女子シリーズ←勝手に命名 今回のヒロインはネイリスト。自分の仕事に誇りを持ち、日々頑張っている。友人のクズ彼氏の事や従姉妹の事など、日常のあるあるな話をヒーローと共にどうしたらいいのか一生懸命考えているのも好感度高し。ヒーローは銀座でフルーツパーラーを営んでいる。彼の作るフルーツを使ったデザートとうんちく話がまぁまた美味しそうで。飯テロも健在です。これは一冊で綺麗にまとまっているので続きはないかな。サラッとデザート感覚なお話でした♬2021/08/25