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内容説明
プロット(物語の枠組み)を固めていく過程を30以上も掲載。ライトノベル作家を目指す生徒が実際に書いたプロットを指導し完成度を高めていくさまを完全収録。
目次
第1章 魅力的なキャラクターとは(機械仕掛けの彼女L;電子世界の魔法少女? ほか)
第2章 バトルが命!(クリミナルズ・ハンター;君を守る十日間 ほか)
第3章 恋愛とは美しきかな(コンビニ・フルスイング;公爵閣下のできた花嫁 ほか)
第4章 メッセージ性で引き付ける!(アシスト・フォー;人形は少女に微笑む ほか)
第5章 設定にこだわる(記憶探しのアルス;虚言師 ほか)
著者等紹介
榎本秋[エノモトアキ]
文芸評論家。二松学舎大学などを経て、1999年よりwebプランニング、ゲーム企画に携わる。2000年より、IT・歴史系のライター仕事を始める。近年はアミューズメントメディア総合学院や、東放学園映画専門学校などで小説の書き方を教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
げんなり
1
物語を如何に面白くするかについての本。まるで学習参考書の様な紙面に、何故だかテンションが上がる。これはあくまでテクニックの問題で、それが効果的に使えるのが、ラノベというジャンルだという事。神話には神話、童話には童話のセオリーがある様に、ライトノベルの長編を一冊書くためには、何をどう膨らませて転がすかが丁寧に語られていて、いちいち納得する。ためになるとか、役に立つとかいうのではなく、ジャンルに関係なく、作品をより良くするための執念の様なものを見習いたいと思う。2017/07/02
蝉川夏哉/逢坂十七年蝉
0
ライトノベルの梗概を例に引き、一つ一つ駄目出しをして、長編を書くに値する内容に整えていくという独特の体裁になっている。じっくり読めば気付きも多いが、梗概を書いたりプロットを切ったりという訓練を積まずに読んだ場合、若干混乱する恐れがある。適切な時期に読めば効果はあるのではないか。2013/05/07
ざんすけ
0
プロットって大切だね。でも例に挙げられた作品のどれもが長編で読みたいとは思わなかった。書店で並んでいる作品でもストーリーに惹かれて買うなんてあまりないんだよね。あらすじで予定調和に思えてくるのを抜け出すのは難しい2012/04/07