内容説明
フランスを相手取り、長きにわたった『百年戦争』が終息したのも束の間、つづいて国内を2分する内戦『バラ戦争』の勃発…。15~16世紀にかけてのイングランドは、断続的ではありながらも常に戦闘が繰り返された時代であり、全身を板金鎧で武装し、鉄の塊となった騎士たちが、戦場でその身をぶつけあった。本書では、中世後期のイングランド騎士に焦点をあて、その生活、装備まで解説している。豊富な写真と文献によって、彼らの本当の姿を描き出している。
目次
騎士修行
武器と甲冑と馬
編制
遠征時の生活
戦闘
騎士道
治療、死、そして埋葬
用語解説
原書参考文献
カラープレート
日本語版資料
著者等紹介
グラヴェット,クリストファー[グラヴェット,クリストファー][Gravett,Christopher]
ロンドン塔王室武器庫の甲冑部門最高責任者であり、中世の武器、甲冑、戦争の権威としても知られている
ターナー,グラハム[ターナー,グラハム][Turner,Graham]
1964年ハロウ生まれ。権威あるアヴィエーション・アーティストのマイケル・ターナーを父にもつ。1984年から歴史と軍事を主題として、とりわけ中世期を専門にフリーのアーティストとして活躍している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りー
23
騎士の定義や、装備の変遷が知りたくて読んだ。横書きで、とっても読みにくい。後半は100年戦争とバラ戦争についてなので、流し読み。写真はほぼ無く、イラストや絵画がメインで、なかなか想像できないけれど、とりあえず臭そう。日本の鎧兜と違って、全面を覆うあたり、絶対に蒸れる。視界も狭かろうに。装備の確実さと重さって、どこの国でも永遠の課題だなぁ。結局は領地争いなあたり、日本の平安末期あたりとよく似ている。糧食運ぶだけでも戦争って本当に大変だよなぁとしみじみ思った。2023/12/03
中島直人
4
(図書館)中世騎士オタクにピッタリの本。マニアック過ぎて興味深い。2023/02/01
rbyawa
2
正直あんまり戦争の類に興味がないもので、この手の本は苦手というか、よくわからない部分があるのですがこの本はわかりやすくて面白かった。ところどころに出てくるイタリア製とかドイツ製の武器防具、というのになんとなくびっくり。英仏百年戦争と薔薇戦争(イングランド国内の内戦)が主な取り扱い時代、大きな戦闘の説明のわかりやすさが半端じゃなかったような。
陽香
1
200210142014/10/19
讃壽鐵朗
1
素晴らしいイラストでわくわく