出版社内容情報
コスミック時代文庫
内容説明
長崎帰りの武士・草壁恭二郎は、幼馴染みの源之助に「手籠め人」の組織に勧誘される。貧乏御家人の次男ゆえ、江戸に戻っても居場所がなく、住まいも提供するという申し出に一も二もなく応じたのだった。しかし、その住まいは浦上藩の中屋敷。仕事は姫君の用心棒と、恭二郎の想像を遙かに超えていた。実は浦上藩、河川の氾濫により領地の大半が被害を受け、江戸屋敷の男手も全て国許に帰っていた。藩の財政逼迫に目をつけた材木問屋・布袋屋嘉兵衛からは、資金援助と引き換えに生娘の姫君を差し出せと迫られている。そして、対面した姫君が告げた更なる依頼に恭二郎は卒倒する―老獪な豪商から姫君を守り、無事「手籠め人」の初仕事をやり遂げることができるのか!?
著者等紹介
睦月影郎[ムツキカゲロウ]
1956年1月2日、神奈川県横須賀市生まれ。山羊座、B型。県立三崎高校卒業後、数々の職業を経て、二十三歳で官能作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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