出版社内容情報
相良矢太郎は、作州津山十万石の嫡子・万之助の家臣であり、二人は気心の知れた親友でもあった。
だがその主人が、先君の息女・美保姫を嫁にしたいと言い出し、
直談判を頼んできたことから敵味方となってしまう。
なんと矢太郎の方が、姫から恋心を打ち明けられたのだった!
美貌の姫に好きと言われ、こちらも密かに慕ってはいても、主君の命には逆らえない。
矢太郎はやむなく出奔する道を選ぶ。ところが藩内に、万之助を廃し、
養子として将軍家公子を姫の元へ迎えようと画策する一派がいることを知る。
姫と主人のため、公儀に立ち向かう矢太郎──。
その大それた決意が、身分の超えた愛を思わぬ結末へ導いてゆく!!
国民的人気作家の名作シリーズ「山手樹一郎傑作選」、第二十四弾!!
内容説明
相良矢太郎は、作州津山十万石の嫡子・万之助の家臣であり、二人は気心の知れた親友でもあった。だがその主人が、先君の息女・美保姫を嫁にしたいと言い出し、直談判を頼んできたことから敵味方となってしまう。なんと矢太郎の方が、姫から恋心を打ち明けられたのだった!美貌の姫に好きと言われ、こちらも密かに慕ってはいても、主君の命には逆らえない。矢太郎はやむなく出奔する道を選ぶ。ところが藩内に、万之助を廃し、養子として将軍家公子を姫の元へ迎えようと画策する一派がいることを知る。姫と主人のため、公儀に立ち向かう矢太郎―。その大それた決意が、身分の超えた愛を思わぬ結末へ導いてゆく!!国民的人気作家の名作シリーズ「山手樹一郎傑作選」、第二十四弾!!
著者等紹介
山手樹一郎[ヤマテキイチロウ]
1899年、栃木県生まれ。編集者を経て文筆生活に入る。1940年より新聞連載を始め翌年刊行の『桃太郎侍』が大人気を博し、時代小説家としての地位を不動のものとした。その後も読者を楽しませることに徹した明朗闊達、爽快な作風で国民的人気作家として活躍し、映像化作品も多い。1977年勲三等瑞宝章を受章、1978年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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