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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
107
らくごえほんシリーズ3冊目です。 人間国宝の柳家小三治師匠が監修しているだけあって、文章の歯切れが良くて、それでいて話の間もあって、ほんとうに読む落語といった趣です。 野村さんの版画も素晴らしいです。登場人物たちの表情や仕草がお話にすごくマッチしているんです。そして、江戸の風情も感じられるんです。 『そこつ長屋』のお話しに登場してくる熊さんと八っつぁんの間抜けぶりに、子供たちもニヤニヤしながら読むんじゃないでしょうか。2020/10/30
☆よいこ
77
らくご絵本。粗忽=忘れっぽいとか慌てること。粗忽物には二通りあって「まめでそそっかしい」「無精でそそっかしい」この話は、まめでそそっかしいハつぁんが主人公。観音様参りの帰りに《いきだおれ》をみた八つぁんは、その死人を同じ長屋に住む熊(くま)だと思いこむ。引き取ってもいいが当人(熊)に確認してくると駆けだした。熊に会い「お前は昨日浅草で死んでる」と言い含め、熊をいきだおれの前に連れてくる▽読み聞かせ7分程度。セリフの掛け合いが難しいので要練習。2023/09/25
おか
41
いいよね~自分の死体見て ありゃ~ って(笑)これを演じるのは楽しそうだが 物凄く難しい2023/01/20
たまきら
35
6年生の読み聞かせに借りてきました。古今亭志ん生ので面白いのがございますね、このお話。こういう落語ばっかり聞いた幼少時代でしてね。いま墨田区に住んでいるのも仕方ないと思うわけです。吾妻橋渡るときには唐茄子屋政談を思い出す自分ですからねえ。2019/06/29
Cinejazz
25
江戸市中の長屋で暮らす<八五郎>と<熊五郎>の粗忽な二人の、泣く子も笑い転げる落語絵本の傑作。・・・〝人浅草寺の仁王門の前と通りかかった八五郎。“行き倒れ” の人込みをかき分けてみると 「あっ、こいつは❢...同じ長屋の熊五郎じゃねえか❢...ともかく、本人に知らせなきゃ❢」 八五郎は、熊五郎本人に伝えに走って帰ると「てえへんだ❢ お前、死んでる❢」「俺がか?」・・・ 死んだ熊五郎と対面した熊五郎 「抱かれているのは、たしかに俺だが、抱いてる俺は、いったい誰だろ?」・・・〟2025/04/05
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