出版社内容情報
我が家にやってきたコーギーの子犬蘭丸。愛くるしい顔で私についてくる赤ちゃん犬。蘭丸はたった1年で青年に、そして私の年齢を追い越しておじいちゃんになっていた。命を最期まで見届ける看取りと責任を考える写真読物。
内容説明
“犬をかう”ことは“いのちをあずかる”こと。ベストセラー『犬たちをおくる日』の著者が贈る愛犬とのしあわせな12年の日々。
著者等紹介
今西乃子[イマニシノリコ]
大阪府岸和田市生まれ。航空会社広報担当などを経て、児童書のノンフィクションを手がけるようになる。執筆のかたわら、「国際理解」や、愛犬を同伴しておこなう「命の授業」をテーマに小学校などで出前授業をおこなっている。日本児童文学者協会会員。動物愛護社会化推進協会理事
浜田一男[ハマダカズオ]
千葉県市原市生まれ。1984年フリーとなり、写真事務所を設立。第21回日本広告写真家協会(APA)展入選。企業のPRおよび、雑誌『いぬのきもち』(ベネッセコーポレーション)等の撮影に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
51
読み聞かせ(100)リクエストをされて読んだけれど、長い!最後のお別れのシーンは、読んでいてうるうる来かけました。愛犬を思い出しました・・・こらえたけれどね。命の大切さ、伝わったかな?ふりがなが多いので、小学生でも十分読めます。2015/07/07
瑪瑙(サードニックス)
39
蘭丸君の一生は、きっと乃子お母さんと共に過ごせた事で幸せなものだったと思います。表紙の幼い顔からだんだん大人の犬らしく精悍な顔つきになっていき、そして、歳を取り、静かに旅立っていってしまいました。でもどの写真を見てもとても幸せそうに見えるのです。【戌年に犬本を読もう】17冊目2018/05/20
ブルちゃん
30
泣かずに行こうと思ったが、これはだめじゃんか。うちに来た中で、ここまでの問題児いなかったぜっていう現在のうちのわんこ笑 でも人間よりずっと早く歳を重ねて、あっという間に自分の年齢を追い越していってしまう。大変だけど、元気でいてくれる事が一番ありがたい。今隣にいれる事が幸せだ。らんまる君の写真がほんとに可愛かった😌2022/06/06
ぱお
27
図書館で目が合い、一気読み。ほかに人もいるのに涙がとまりませんでした。犬のまっすぐな瞳を心をこめて全身で受け止めたいです。2013/10/09
鈴
23
書店にて立ち読み。長崎県課題図書。場所も考えず、涙が出そうになった。飼うと決めたときから、すべてに責任を持つ!当たり前のようで、できてない人が多い。いろいろ大変だっただろうけど、蘭丸の笑顔のような幸せそうな表情をみれば、幸せだったのがよくわかる。大切に飼われてきたペットは、飼い主さんが亡くなるとき、お迎えに来てくれるそうだ。2014/08/06