内容説明
テロという言葉を汚したのは?9.11以後、見えなくなったテロリストの心情。
目次
ココアのひと匙―石川啄木
入獄紀念・無政府共産・革命―内山愚童
自叙伝(抜粋)・伊藤さんの罪状一五箇条・東洋平和論(序文)―安重根
死出の道艸(抜粋)―菅野/すが子
死の叫び声―朝日平吾
後事頼み置く事ども―和田久太郎
虎ノ門事件 難波大助訊問調書(抜粋)―難波大助
杉よ!眼の男よ!―中浜哲
死の懺悔(抜粋)―古田大次郎
何が私をこうさせたか(抜粋)―金子ふみ子
山口二矢供述調書(抜粋)
国家革新の原理 学生とのティーチ・イン(抜粋)
檄
民族派暴力革命論(抜粋)
「十六の墓標は誰がために
著者等紹介
鈴木邦男[スズキクニオ]
1943年、福島県郡山市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。在学中から右翼・民族派運動に関わる。70~74年、産経新聞社勤務。72年、新右翼団体「一水会」を結成。99年まで代表を務め、現在は顧問。作家として、また、塾講師、トークイベントの講演者・パネリストとしても活躍中。テロリズムを否定し、言論での戦いを主張(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヨシムラ管
5
時代が近い野村、三島、三沢あたりから一気に面白くなり、鈴木の〆も良い。良作。2025/04/01
でろり~ん
1
実際には行動を起こしていない人、実際に行動を起こした人、死刑になった人、自死した人。それぞれの生の終わりに対する覚悟のようなものを感じて、アポトーシス的な試行というものがあって、イデオロギーが疲弊してしまっている現代においても通じるものは感じ取れました。が、どうも、行動の理由について語っている部分には理解できない論理があったのも事実でした。編者の収集がなければ存在しなかった本ではありますが、解説が一番、共感しにくい内容でした。2019/05/26