出版社内容情報
世界の賢者が語る、〈地球の限界〉
ジャーナリスト・国谷裕子氏参加!
この10年、人類はどうあるべきか? 世界の賢者とともに“その先の未来”を探る
世界規模の異常気象、人口爆発と食料危機、そしてプラスチック汚染……。いま、地球はこれまでにない危機に瀕している。
2030年―ー。
さまざまな未来予測が、人類の築き上げてきた文明がターニングポイントを迎えると告げている。
コロナ・パンデミックを経験したいま、人類は“これまで通ってきた道”をそのまま突き進み、”暗黒の未来”へと向かうのか、それとも新たな価値観のもとに、真に持続可能な世界を実現できるのか。
本シリーズでは、私たちが直面する抜き差しならない事態の最前線を徹底取材。そして、2030年を分岐点とし、“その先にある未来”を世界の賢者たちへのインタビューを通じて探る。
◇大きな注目を集めた、NHKスペシャル・シリーズ「2030 未来への分岐点」〈Season1〉3回の放送内容を1冊に収載!
・「暴走する温暖化 〝脱炭素〟への挑戦」(2021年1月9日放送)
・「飽食の悪夢 水・食料クライシス」(2021年2月7日放送)
・「プラスチック汚染の脅威 大量消費社会の限界」(2021年2月28日放送)
◇世界トップクラスの科学者、現場で課題解決に取り組む専門家、卓越した発想力を武器に行動する若きイノヴェイター――〈世界の賢者〉のロングインタビュー6本が読みどころ。インタビュアーを務めるのは、環境問題やSDGs(持続可能な開発目標)に深い関心を払い、発信を続けてきたジャーナリストの国谷裕子氏。巻末には特別寄稿も!
◇各テーマは、まず番組ディレクター執筆のレポート「いま何が起きているのか」により、問題の核心を徹底解説。インタビューに続く「未来への展望」では、若者たちの取り組みをはじめ、世界各地で起きている変革の波を取り上げ、〝解決策〟として提示!
【目次】
第1部 灼熱の星、地球
インタビュー1:ヨハン・ロックストローム(環境学者)――地球の臨界点〈ティッピング・ポイント〉はどこにあるのか
インタビュー2:フランス・ティメルマンス(ヨーロッパ委員会第一副委員長)――EUが構想する2050年の世界
第2部 飽食の悪夢
インタビュー1:デイビッド・ビーズリー(国連世界食糧計画事務局長)――食料を“平和のための武器”に
インタビュー2:クレイグ・ハンソン(世界資源研究所副所長)――持続可能な食料システムへの転換を
第3部 プラスチック汚染の脅威
インタビュー1:メラティ・ワイゼン(環境活動家)――若者に力を与えれば、変化は加速する
インタビュー2:トム・ザッキー(テラサイクル社CEO)――社会から「ごみ」という概念をなくしたい
特別寄稿:国谷裕子――人間社会を持続可能なものへと修正するために
内容説明
海や川へ流出するプラスチックごみが年間9000万トンに達する。世界の食品廃棄の総量約13億トンで20億人を養える。世界人口の3分の1が平均気温29℃超の居住困難地域に…科学者は地球の未来に警鐘を鳴らし、若きイノベーターは明確なビジョンを示した。NHKスペシャル「2030未来への分岐点」書籍化!
目次
第1部 灼熱の星、地球(いま何が起きているのか・暴走する温暖化―「脱炭素」への挑戦;インタビュー1・ヨハン・ロックストローム―地球の臨界点はどこにあるのか;インタビュー2・フランス・ティメルマンス―EUが構想する2050年の世界 ほか)
第2部 飽食の悪夢(いま何が起きているのか・食料システムの脆弱性が招く“文明崩壊”は回避できるのか;インタビュー1・デイビッド・ビーズリー―食料を“平和のための武器”に;インタビュー2・クレイグ・ハンソン―持続可能な食料システムへの転換を ほか)
第3部 プラスチック汚染の脅威(いま何が起きているのか・大量消費社会の限界;インタビュー1・メラティ・ワイゼン―若者に力を与えれば、変化は加速する;インタビュー2・トム・ザッキー―社会から「ごみ」という概念をなくしたい ほか)
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