内容説明
ヴェルヌの『八十日間世界一周』(1872年)は早くも六年後に邦訳されていた。日本初のフランス小説の翻訳者・川島忠之助が横浜正金銀行のリヨン駐在員として故国に書き送っていたフランス演劇の見聞録の翻刻と解説。
目次
第1編 川島忠之助書簡(書簡原文)
書簡の解説(川島忠之助と書簡;伊澤信三郎;山本芳翠“裸婦”図について;書簡に登場する諸氏;諸氏の略歴と参考図書)
第2編 演劇梗概「薄命才子」(「薄命才子」原文;「薄命才子」解説)
著者等紹介
及川益夫[オイカワマスオ]
1945年東京生。1968年大学(経済)卒業、金融機関勤務。主にシステム開発担当。退職後、戦前の美術を個人研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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