出版社内容情報
―命の問題に正解も不正解もきっとないと思う
ぼくんちの猫・ことらは、16歳。ぼくが生まれる前からうちの家族だった。そんなことらは、最近様子がおかしいんだ。好物の焼きのりも、ドライフードも食べなくなって……。お母さんとことらを病院につれていったら、先生は「治らない病気です」って言うんだ。ほんとうに、ことらはいつか死んじゃうのかな。そんな日、ずっと来なければいいのに。
少年と猫の物語を通して、「命」と「家族」の問題を読者に問いかける児童文学。
内容説明
ちょっと前まで、ことらはすごくいたずらだった。なのに最近、机の上にもタンスの上にものらなくなった。ぼくの部屋にきても、ベッドの上で丸くなって眠っている。「ことらも十六歳だからね。人間でいうと八十歳くらいのおじいちゃんなんだから」お母さんはそういうんだけど…。
著者等紹介
いとうみく[イトウミク]
神奈川県生まれ。『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞、『空へ』(小峰書店)で第39回日本児童文芸家協会賞、『朔と新』(講談社)で第58回野間児童文芸賞、『きみひろくん』(くもん出版)で第31回ひろすけ童話賞を受賞。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人
祖敷大輔[ソシキダイスケ]
広島県出身。イラストレーター。装画を手がけた作品に、2017年に本屋大賞翻訳小説部門を受賞した『ハリネズミの願い』(トーン・テレヘン著/長山さき訳/新潮社)など。絵本作品もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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