文春新書
行蔵は我にあり―出頭の102人

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166604050
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0295

内容説明

「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張」―元幕臣が新政府で名利を得るとは、と福沢諭吉に非難された勝海舟が答えた言葉。行蔵とは出処進退の意である。世の称賛も悪口も我関せず、自らの信ずる道を歩んだ、二十世紀の一〇二人。生きる意味を教える、と中学生をさとした会津八一。政党は腐敗せず人民は安楽せず、と皮肉った山崎今朝弥。思うことが言える世の中なら何も言うことがない、と言った正木ひろし。痛快極まる彼らの生涯と寸言。

目次

長谷川如是閑―われひとり
陸羯南―子規の「慈母」
花森安治―暮しの変革
竹久夢二―鳥やゆくらむ
山本宣治―孤塁を守る
河上肇―獄裏の人
西田幾多郎―黒板の前と後
鈴木大拙―わしゃあ、わからん
開高健―見るだけ
中原中也―霰の如く散る〔ほか〕

著者等紹介

出久根達郎[デクネタツロウ]
1944(昭和19)年、茨城県生まれ。73年より東京都杉並区高円寺で古書店「芳雅堂」を営むかたわら文筆生活に入る。92年、『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞を、93年、『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

104
出久根さんの本ということと題名が面白そうなので手に取ってみました。題名は勝海舟の言葉だそうで、「世の称賛も悪口も我関せず、自らの信ずる道を歩んだ」という意味が込められているようです。そのような人物を百人選んでその著作や言葉などからその人物について2ページにわかりやすく説明されています。柳田国男から貸本屋まで紹介されています。2019/02/02

カネコ

0
2011/06/22

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