出版社内容情報
外国文学の名作を、日本の著名な作家・翻訳家の名訳で堪能しよう!
◎本巻のテーマは「夢」。 ●近・現代の海外文学の代表的作家の作品を、「短篇作品」の中から精選。「朝の十分間読書」にも適応。
●作家ごとの編纂ではなく、各巻に「テーマ」を設けたアンソロジーである。さまざまな作家のバラエティに富んだ作品に、読者はふれることができる。アンデルセン、グリムといった童話作家から、ツルゲーネフ、モーパッサン、ディケンズといった、現在も読み継がれている大作家の作品までを収録。
●「ニッポンの文学」同様、テキストは、現代仮名遣い、現代送り仮名を採用。原文を損なわない範囲で、一部の漢字は仮名にあらためる。漢字にはすべて、ふりがなを付す。なにより、読みやすさを追求。
●本文に脚注をほどこし、各作品扉ウラに、簡略な作家解説を付す。巻末には、各巻のテーマと収録作品を見渡す鑑賞文と、発展読書のための作品ガイド等を収録する。これらは読書の負荷にならぬよう、できるだけ短いページで処理。主として作家に関する情報を、「月報」にあたる案内書「+PLUS(プラス)」に記す。
●テーマの設定、作品セレクト、および、鑑賞文等の執筆は、読書指導のベテランである現役教師・司書らの「編集委員」に担当していただく。現在の中学生の「読書力」と「興味」を十分見据えた内容である。
【著者紹介】
東京都公立中学校国語科教諭。児童言語研究会会員。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たけぼう
2
どれも面白かったけど、チェーホフの富籤がいい。翻訳も古くさくてそれが良い。 まっち売りの少女 ハンス・クリスチャン・アンデルセン/著 鈴木三重吉/訳. ぴあの アウグスト・ストリンドベリ/著 楠山正雄/訳. 灰かぶり娘 グリム兄弟/著 グリム兄弟/著 菊池寛/訳. 庭のなか ジュール・ルナール/著 岸田國士/訳. 燕と王子 オスカー・ワイルド/著 有島武郎/訳. 富籤 アントン・チェーホフ/著 神西清/訳. 二十年後 オー・ヘンリー/著 田中早苗/訳. 頸飾り ギ・ド・モーパッサン/著 辻潤/訳.2023/07/23
るき
1
夢をテーマにしたアンソロジー…だと思う。いまいち自信が持てないのは、挑発的なタイトルのせい。『まっち売りの少女』や『灰かぶり姫』『頸飾り』に何故このタイトルをつける?あと『燕と王子』は言わずと知れた『幸福な王子』なのですが、なぜわざわざ翻案作品を収録したのか謎。そして山ほど翻訳がある中、わざわざ古い訳を持ってくるのは意図があると思うのですが、他のシリーズもこんな感じで何かコンセプトが謎すぎるシリーズです。2015/01/30
あさ
0
ストリンドベリ2018/06/24