内容説明
おおぜいが傷つき、悲しみ、恐怖におびえる戦争を、人はなぜ、くりかえすのだろう。いつか、気がすむときがおとずれるのだろうか…。あなたが生まれる前の日本で何があったのか、文学を通して見つめてきた作品群。十代から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのじつ
9
小・中学生むけ入門的文学アンソロジー。明治〜昭和にかけて日本が辿って来た「戦争」にまつわる体験や、そこから喚起された作品。「戦争」を直接体験した人々の言葉を受け取ることの重さと尊さを知ることができる。義務教育の頃から幾度となく「戦争」について教わってきたけれど、今、義務教育の子どもを前にして語るべき言葉も方法も知らない自分に焦りを感じて手に取ってみた。「戦争」が始まり訳もわからず巻き込まれ少しずつ歪んでゆく日常、自分と同じように暮らしていた人々の命が一瞬にして露と消えてゆく様、日常生活と地続きにある戦争も2013/10/30
nooon
3
過去教科書で読んだような話もあり、当時はそこまで戦争について考えもしなかったことを反省。改めて読んで、戦争について考えさせれました。戦争に巻き込まれていく人々、原爆の被害の様子、敗戦後の暮らしや思い、大変な時代がそこにはあった。「過去をきちんと知らなくては、未来に対してもしっかり考えていくことはできない―」もっと勉強したい。2013/12/15
anxi
0
仕事2010/11/30