出版社内容情報
ふだん私たちが見る海は、海水で真っ平です。その海の水を抜いたら、どんな地形が現れるのでしょうか。そこは地上にもまして高低差の激しい凸凹を見ることができます。プレートがぶつかりあった複雑な形状、地上と同じような高い山、深い谷などが姿を現します。本書は海水を取り除いて、海底の地形を3D地図で紹介する書です。太平洋、大西洋、インド洋、北極海、南極海、そして日本近海の海底地図を見ながら、地殻変動や断層、火山、潮流など複雑な海底の謎を解き明かします。本書を見ながら海底を空想散歩してください。
内容説明
マリアナ海溝から南海トラフまで深海の地形の神秘に迫る。豊富なイラストで、地形形成のメカニズムを解説。
目次
太平洋(マリアナ海溝;環太平洋火山帯 ほか)
大西洋(大西洋中央海嶺;コンベアーベルト大循環 ほか)
インド洋(ロドリゲス三重会合点;紅海とペンシア湾)
北極海・南極海(中央北極海嶺;ベーリング海峡 ほか)
日本近海(日本海溝;伊豆・小笠原弧 ほか)
著者等紹介
加藤義久[カトウヨシヒサ]
東海大学名誉教授。1950年名古屋市に生まれ。1982年東海大学海洋学部勤務。以降、海水と海底堆積物に関する化学海洋学の研究に従事。教育と研究のための乗船日数は1398日。他大学講師、学会役員、公的機関の委員など歴任。「7の海」の内の6つの大洋を航海した。2013年海洋化学研究所より海洋化学学術賞を受賞
池原研[イケハラケン]
(国研)産業技術総合研究所地質情報研究部門首席研究員。1960年群馬県生まれ。1982年通商産業省工業技術院地質調査所入所。以降、日本周辺海域を中心に、海底堆積物・海洋地質調査に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竜玄葉潤
田中AD
金監禾重
takao
おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減
-
- 和書
- 天窓 - 松原幸恵句集