出版社内容情報
表現の自由を考えることは、民主主義とは何か、どうあるべきかを考えることに他ならないの問題意識を基礎に、「違憲審査」「政治過程」等の諸論点を米国判例を参照して解説。
内容説明
「政治活動における表現の自由」などの現代的問題を日米の判例を精査し検討。真の「民主主義」の実現のために規制の意義を問いなおす論文集。
目次
第1部 表現規制と違憲審査(表現の自由と違憲審査―表現規制の類型論と利益衡量―;見解に基づく差別禁止法理―合衆国最高裁判所における展開と問題―;内容規制と内容中立規制の交錯)
第2部 政治過程と表現の自由(政治資金規制と司法審査の役割;地方議員の表現活動と議会懲罰権;事前運動規制の違憲性)
第3部 強制言論と違憲審査(強制言論の法理;大阪市入れ墨調査事件―自己決定と情報調査拒否権―)
第4部 会社の言論と営利的言論(会社の言論―社会的実在性について考える―;営利広告規制と情報パターナリズム)
第5部 表現の自由と公共施設(都市公園利用権と集会規制;公用財産と集会規制―金沢市庁舎前広場事件を素材にして―)
著者等紹介
橋本基弘[ハシモトモトヒロ]
1959年生まれ。2014年9月~現在、八王子市個人情報保護審議会委員(会長)等歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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