出版社内容情報
インスタントやレトルト食品は市場にあふれ、その一方安全性も問われています。本書は、食品加工の原理や成分変化をわかりやすく説明するとともに、加工技術や新調味料などをわかりやすく解説します。また、近年問題になっている食の安全という観点から食品検査と検査機器のしくみ、賞味期限、消費期限設定基準についても説明します。さらに包装と流通、販売の新技術、食品製造と環境問題など食品加工業に関わる人――特に営業職や事務職、販売職から運搬職――に短期間で効率よく学べる本です。
目次
第1章 食品加工の原理
第2章 食の加工と成分変化
第3章 新たな加工技術を用いた食品加工
第4章 食品安全衛生管理の基礎と検査機器
第5章 食品の包装と流通の新技術
第6章 食品製造と環境問題
第7章 食品創製の科学
著者等紹介
永井毅[ナガイタケシ]
九州大学農学部受託研究員、タイ王国ソンクラ王子大学大学院客員教授、東京農業大学生物産業学部食品科学科教授および大学院指導教授、美作大学生活科学部食物学科教授を経て、山形大学大学院農学研究科教授、岩手大学大学院連合農学研究科教授(併任)。(博士)農学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
21
#感想歌 可食化と貯蔵、嗜好と利便性物理・化学の加工分類 煮る焼くと茹でるの違い加熱だけ。加水混合ないのはなぜな2017/06/12
メタボン
16
☆☆☆★ 専門的な部分は正直良く理解できなかったが、HACCPの考え方や食品包装の分類についてなど、ためになることも記載されていた。食の安全について、一層関心が高まっており、食品安全に関する啓発や食育の取組はますます大事になってくる。TPPも踏まえ日本の食糧政策や食品加工技術に注目し続けたい。2015/11/19
ビイーン
14
食品加工の原理から食品表示方法までのザックリとしたイメージを把握するのに丁度良かった。2016/04/02
ちんれん
7
検査工程やHACCPなど第4章が参考になった。2016/04/24