目次
第1章 聖書を生んだ世界(BC1200~722)
第2章 J文書とE文書
第3章 二つの王国、二人の作者
第4章 聖書を生んだ世界(BC722~587)
第5章 ヨシヤ王の宮中
第6章 D文書
第7章 捕囚の祭司
第8章 聖書を生んだ世界(BC587~400)
第9章 華麗なミステーク
第10章 聖なるテント
第10章 P文書
第12章 ヒゼキヤ王の宮中
第13章 大いなる皮肉
第14章 聖書が生んだ世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
26
某社会学者様のやっつけ仕事のネタ元ということで読んでみた。若干古いとは言え(まだ訳文のベースが口語訳だったりする)本文批評による旧約の分析という20世紀の聖書学の(旧約部分の)流れがわかる本。そういう意味でこっちは図書館の書庫にあるなら借りて読んでおいて損はないと思う(つか、在庫あるんですかね)。あとはトヴの本の和訳でも出ればそっちをお勧めしたいとこだったり。2015/05/22
みか
2
聖書研究書です。聖書に関して予備知識が大いに必要です。「創世記」、「出エジプト記」、「レビ記」、「民数記」、「申命記」の5作品はモーセ五書と呼ばれています。このモーセ五書を「本当は誰が書いたか」をテーマに丹念に丹念に読みすすめていきます。これこそテクスト分析であり、その作業工程を読むのは一流のミステリに値する面白さです。また知的好奇心が満たされるだけでなく、ユダヤ民族の歴史を知り、聖書が生まれた理由まで学ぶことができます。本書読了後に、再び聖書を読むことをオススメします。2008/04/08
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