内容説明
東北大震災以降、各地域で起こりうる地震が詳しく検討されている。なかでも危惧されるのが首都直下地震だ。さし迫った東京湾北部地震では、首都圏に重大被害をもたらし1万人が死亡するという。しかしそういった被害想定はどれくらい信憑性があるか?地震のシナリオのそれぞれはどうか?最新想定と活断層。
目次
プロローグ 3・11の“超巨大地震”は「想定外」ではなかった!?
第1章 巨大地震の発生はどうして避けられないのか?
第2章 新しい認識の「日本列島断層」上の地震と首都直下地震
第3章 東日本大地震を検証し、地震予知の精度を上げる
第4章 噴火と「地震の目」で読む次の大地震
第5章 首都直下地震の最新想定と活断層
著者等紹介
木村政昭[キムラマサアキ]
1940年、神奈川県生まれ。海洋地質・地震学者。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。通産省(現・経済産業省)工業技術院地質調査所、米コロンビア大学ラモント・ドハティ地球科学研究所、琉球大学理学部教授を経て、同大学名誉教授(理学博士)。琉球列島の古地理復元、沖縄トラフ調査や海底遺跡研究にも携わる。1986年の伊豆大島・三原山噴火、1991年の雲仙普賢岳噴火を予測、1995年の兵庫県南部地震、2004年の新潟県中越地震、2011年の東日本大地震を事前に予測した。1982年度朝日学術奨励賞、1986年度沖縄研究奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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