内容説明
テレビ、新聞、雑誌など、メディアの中で、化学物質の話題がとりあげられるとき、多くの場合、それは悪いニュースだ。化学物質はなぜ嫌われるのか?私たちの生活に深く関わり、私たちの体を支えてもいる化学物質の存在についていっしょに考えてみよう。
目次
第1章 リスクと向き合う(環境問題の難しさ;ゼロリスクという幻想;リスクの許容ライン;「天然」と「合成」)
第2章 環境問題(ダイオキシンは猛毒なのか;DDTの運命;界面活性剤;環境ホルモン問題は今;ホルムアルデヒドの話;バイオエタノールの是非)
第3章 食品不安(合成着色料;甘味料の話;アスパルテーム;保存料・殺菌剤;『食品の裏側』の裏側;プリン体の話;謎の病原体・プリオンとBSE;中国食品の不安)
第4章 健康食品(健康ブーム;アミノ酸;コラーゲン;活性酸素とポリフェノール;大ブーム・コエンザイムQ10の化学;ワインの威力・レスベラトール)
第5章 医薬の光と影(生命を守る・医薬の闘い;アスピリンの物語;サリドマイド復活の日;抗生物質の危機;タミフル騒動の虚実)
著者等紹介
佐藤健太郎[サトウケンタロウ]
1970年生まれ。東京工業大学大学院(修士課程)にて有機合成化学を専攻。1995年からつくば市内の製薬会社に勤務し、創薬研究に従事。その傍ら、1998年よりホームページ「有機化学美術館」を開設し、現在も運営中。2007年退職し、現在フリーのサイエンスライターとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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