知りたい!サイエンス<br> 化学物質はなぜ嫌われるのか―「化学物質」のニュースを読み解く

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化学物質はなぜ嫌われるのか―「化学物質」のニュースを読み解く

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774135175
  • NDC分類 574
  • Cコード C3043

内容説明

テレビ、新聞、雑誌など、メディアの中で、化学物質の話題がとりあげられるとき、多くの場合、それは悪いニュースだ。化学物質はなぜ嫌われるのか?私たちの生活に深く関わり、私たちの体を支えてもいる化学物質の存在についていっしょに考えてみよう。

目次

第1章 リスクと向き合う(環境問題の難しさ;ゼロリスクという幻想;リスクの許容ライン;「天然」と「合成」)
第2章 環境問題(ダイオキシンは猛毒なのか;DDTの運命;界面活性剤;環境ホルモン問題は今;ホルムアルデヒドの話;バイオエタノールの是非)
第3章 食品不安(合成着色料;甘味料の話;アスパルテーム;保存料・殺菌剤;『食品の裏側』の裏側;プリン体の話;謎の病原体・プリオンとBSE;中国食品の不安)
第4章 健康食品(健康ブーム;アミノ酸;コラーゲン;活性酸素とポリフェノール;大ブーム・コエンザイムQ10の化学;ワインの威力・レスベラトール)
第5章 医薬の光と影(生命を守る・医薬の闘い;アスピリンの物語;サリドマイド復活の日;抗生物質の危機;タミフル騒動の虚実)

著者等紹介

佐藤健太郎[サトウケンタロウ]
1970年生まれ。東京工業大学大学院(修士課程)にて有機合成化学を専攻。1995年からつくば市内の製薬会社に勤務し、創薬研究に従事。その傍ら、1998年よりホームページ「有機化学美術館」を開設し、現在も運営中。2007年退職し、現在フリーのサイエンスライターとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kent Kaseda

26
非常に良い本。化学に馴染みのない文系の人にこそ推奨したい。本書の主張は、化学物質や食品の危険性に関するメディアの報道を鵜呑みにするな、ということだ。メディアの報道は、科学的根拠の無い化学物質バッシングやインチキな健康食品ブームで溢れている。化学物質の話題に限らず、メディアの真偽は個々人が判別しなければならない。そのためには、基本的な科学知識を身に付ける必要がある。本書の議論から、一般人が正しい科学知識を身に付けることの重要性が分かる。理科系の義務教育やサイエンスコミュニケーションが今後の鍵となるだろう。2017/09/28

Mzo

20
よく「化学物質は危険」「天然成分だから安心」って表現を見かけるけど、そういう文言を信じがちな人に是非読んでもらいたい一冊。自然界にだって危険な成分は山ほどあるよ!本書のポイントは2つ。「ある物質や成分の有用性や危険性は、イメージではなく正しい知識で判断しましょう」と「リスクはむやみにゼロを求めず、定量的かつ多面的に判断しましょう」。その観点では、ほぼ全ての食品添加物はリスクよりも有用性が遥かに勝るし、万能の健康食品やサプリなんて存在しない。当然と言えば当然なんだけど、マスコミを鵜呑みにすると騙される。2015/11/25

ロッキーのパパ

19
食品添加物や医薬品など「化学物質」の危険性はマスコミなどで過度に煽られており、そのアンチテーゼとも言える本だ。医療系や科学系のサイトや反トンデモ本などでよく語られるテーマだけど、書物にまとめられているのでそれなりに読み応えがある。化学物質の安全性に興味のあるけど詳しくない人にはピッタリの本だと思う。2010/10/31

ZⅢ

13
「化学物質」「天然成分」「マイナスイオン」等のイメージだけで良し悪しを決めてしまっているものについて書かれた本。物事の本質をとらえることの重要性はどの世界でも同じだと思うが、化学というのは日常生活において必要がないから理解されにくいんでしょうね。最大の原因は、テレビやマスコミが売り上げの為だけに適当な報道しかしていないことでしょうけど。2014/06/08

annami

8
化学物質含有と聞くと目の色を変える人達がいる一方、何が入っているかよくわからない健康食品はOKだったりする。反感というほどの強い感情ではないが、違和感を覚えていた。この本は自分で身のまわりにある化学物質のリスク&ベネフィットを考える手助けになる本だと思う。安全か危険か人によっても判断がずれて当然。自分にとって安全か危険かを考える姿勢は、これからとても大切になってくると思う。化学は嫌いなんて言わないで、ぜひ一読を。2011/03/22

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