内容説明
地球上で最も繁栄する生物、昆虫。全生物の約6割もの種類を占めている。ここまで繁栄を遂げた理由は何だろう?その秘密は何と脳に隠されていた。精巧な運動能力を司り、学習・記憶能力も抜群。そのうえ高度な社会まで作り出す。しかし、彼らの脳の大きさは、ヒトと比べてたった10万分の1…。それが、なぜこれほどの機能を発揮できるのか?大きなヒトの脳と対極にある、小さな小さな昆虫の脳、そこに秘められた驚異の世界をいっしょに覗いてみよう。
目次
第1章 「虫の脳」と「人の脳」の違いは?
第2章 虫の脳の「配線」はどうなっているの?
第3章 昆虫の学習能力はどれくらい?
第4章 イモムシがチョウになるとき脳はどう変わる?
第5章 ミツバチの社会システムは「超脳」だ!
第6章 虫の脳に組み込まれた「時計」の謎
第7章 ゴキブリはなぜ捕まえにくい?
第8章 昆虫に世界はどう見える?
著者等紹介
山口恒夫[ヤマグチツネオ]
1931年、秋田市生まれ。1956年、北海道大学大学院理学研究科(動物学専攻)修士課程修了。岡山大学教授、岡山大学理学部長を経て、川崎医療短期大学副学長、岡山大学名誉教授、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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