内容説明
歴史は流れるが、予算は依然として夜つくられている。
目次
第1章 主計局時代の思い出(夜ふかしは避けられない;できるだけ食べること;遠藤官舎のことども;電信柱によじ登るGHQ担当官;司令部英語;査定の現場あれこれ;時代を先取りする炯眼;主計局に図書室を作る;三億円で査定局議三十時間;議論に上も下もない;人事の相談に与かる;俺も辞めるが、お前も辞めよ;総合予算主義)
第2章 予算の編成(予算編成権移管はさせぬ;予算と法律との関係;予算の修正劇;くたびれる説明聴取;しんどい査定;査定局議;査定の甘辛;経費の節減と予算の重点化;予算査定事務の合理化;予算担当者執務十戒とは)
第3章 心に残る政治家たち(魚市場を長靴で―村上天皇;社会保障と賀屋さん;小沢佐重喜代議士;篠田弘作代議士;佐藤栄作さんの思い出―真珠筏と田村元代議士/代議士誕生の由来・奥野代議士;山中貞則さんの思い出;後藤田正晴さんの思い出;鳩山さんの思い出―鳩山威一郎・由紀夫・邦夫;福田さんの思い出―福田赳夫・康夫;河野さんの思い出―河野一郎・洋平・太郎;田中角栄さんの思い出)
第4章 対談 麻生太郎氏(衆議院議員)
第5章 対談 山口信夫氏(旭化成会長・日本商工会議所名誉会頭)
著者等紹介
相沢英之[アイザワヒデユキ]
昭和17年9月、東京帝国大学法学部政治学科を卒業後、大蔵省に入省。理財局長、主計局長、事務次官を歴任。その後、昭和51年、衆議院議員選挙に初当選し、以来9回連続当選を果たす。議員在職中は法務委員長、外務委員長、金融安定会に関する特別委員長を歴任、国務大臣として経済企画庁長官や金融再生委員会委員長を務めた。また自民党内においても、総務局長、経理局長、税制調査会会長、そしてデフレ対策特命委員会委員長として活躍した。引退後も、為公会(麻生派)顧問としての活動だけでなく、84歳で弁護士登録を行い弁護士業務に従事するなど、さまざまな分野で活躍している。妻は女優の司葉子。勲一等旭日大綬章、レジオン・ドヌール勲章(フランス)など多数受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- ひとつ上のアイディア。