出版社内容情報
人権尊重を基本理念とする社会系出版社・明石書店の編集部長を務めた著者の初めての著書。
在日、沖縄などのマイノリティや、フェミニズム、戦争・植民地の歴史などの社会問題を伝え、深く考えさせる本を
数多く作ってきた著者が、時代とともに生きた印象深い人びとを振り返り紹介する。
時代を敏感に感じ取り伝えるために、本づくりの現場はどのように人や歴史と向き合っていくのか。
「本離れ」や「編集者不要論」が言われるいま、編集の役割を再考する。
内容説明
時代と社会を敏感に感じとり、本にする。その過程で、編集はどのような積み重ねをしているのか。日本やアジアの近現代史を生き抜いた人びと、鋭く問題提起する著者たちの仕事を伝える。
目次
第1部 編集の現場からみた本―記憶に残る本と人(本とはなにか―どのようにつくられるか、これからどうなるのか;明石書店時代につくってきた本;音楽の本をつくった ほか)
第2部 連続コラム「唐獅子」―2022.07‐12『沖縄タイムス』(T・K生の沖縄体験;林光さんの琉球音階;略奪された文化財 ほか)
第3部 書評あれこれ(韓国文学の今を知るための道案内―『完全版 韓国・フェミニズム・日本』;韓国民主化の動向を深く知るために―『文在寅時代の韓国―「弔い」の民主主義』;沖縄の事実・歴史が記者を鍛える―『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』 ほか)
著者等紹介
黒田貴史[クロダタカシ]
1962年千葉県生まれ。立教大学文学部史学科卒業。1985年から太郎次郎社編集部。月刊誌『ひと』編集を担当。1989年から明石書店編集部。主に単行本の編集を担当。編集部長を経て、2013年に会社員を卒業し、現在、フリーランスで活動中。日本のなかのマイノリティ問題、韓国・朝鮮、琉球、アジア、ジェンダー関連の書籍を中心に編集してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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