内容説明
1952年「講和条約」発効直前の日々から、1989年「昭和」が終わる日々まで―激動の時代に、スペイン語圏諸国で外交官一家として暮らした著者は克明な記憶力をもって、自らの生活史と異邦の人びととの交流史を綴った。そこから浮かび上る、貴重な戦後史のひとこま。
目次
結ばれた赤い糸
メキシコの四年間の生活1952.4~56.4
東京での二年二ヵ月1956.5~59.3
スペイン、マドリードの三年半1959.3~63.10
東京の四年五ヵ月1962.10~67.3
エクアドルの一年半1967.1~68.8
キューバの三年半1968.9~72.1
日本での二年三ヵ月1972.1~74.4
アルゼンチンの三年半1974.4~77.9
二度目のエクアドル二年四ヵ月1976.10~79.1〔ほか〕
著者等紹介
伊藤百合子[イトウユリコ]
1923年、栃木県益子町に生まれる。日本女子大学校家政学科第三類(現社会福祉科)に学ぶ。1933年より栃木県立女子師範学校で、戦後は新制中学で教諭を務める。その後、労働省内婦人少年局(栃木教員室勤務)、宇都宮家庭裁判所少年調査官などを務めた。1952年、家裁での同僚、伊藤武好調査官が外交官としてメキシコへ赴任するのを契機に結婚、メキシコへ赴いた。以後、外交官一家として、スペイン語圏各国での生活が40年近く続く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 演習財務会計 (第7版)