不帰―ある海軍士官の記録

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784773641028
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

先の大戦では多くの日本軍兵士が戦死しているが、稲垣米太郎・孝二兄弟もそのなかの一人だった。兄弟の出身校(旧東京高等師範学校附属中学校、旧制松本高等学校)や海軍兵学校などの関係者の証言や文献などに拠って、二人の生涯が徐々に明らかになっていく。兄はソロモン海の底に、弟はフィリピン・ピナツボ山麓にねむったまま、いまもって故郷日本には還っていない。

目次

第1章 稲垣米太郎 海軍少佐(海軍士官の肖像;駆逐艦「巻波」と稲垣米太郎の最期;セント・ジョージ岬沖海戦 ほか)
第2章 稲垣孝二 海軍中尉(学徒出陣;東北帝国大学;稲垣孝二の履歴原票 ほか)
第3章 不帰の海(再びのソロモン海;五月祭のロックバンド;失われた公文書―意図的な記憶の抹消 ほか)

著者等紹介

〓島秀之[タカシマヒデユキ]
ジャーナリスト。NPO法人地域文化アーカイブス理事長。NHK会友。放送人の会、日本マスコミュニケーション学会所属。1937年生。東京教育大学附属高校卒業、東京大学文学部卒業。NHKディレクター・プロデューサーを経て定年退職。1996年、茨城大学人文学部教授、国立メディア教育開発センター教授(併任)、東京大学講師(兼任)、文教大学情報学部・同大学院教授、跡見学園女子大学講師(兼任)を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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