内容説明
古代アレクサンドリアにおいてギリシア語で書かれた匿名のパピルス文書群、「ヘルメス文書」「ナグ・ハマディ文書」―。これらの著者たちやグノーシスを生み出したアレクサンドリアの歴史を辿り、現代の姿に迫る。
目次
アレクサンドリア:アレクサンドロス大王の都市建設まで
ギリシア人のエジプトへの進出
アレクサンドロス3世(後の大王)即位まで
アレクサンドロス大王とアレクサンドリア建設
アレクサンドロス大王の死とプトレマイオスの継承
プトレマイオス朝初期三代の王とアレクサンドリア
プトレマイオス王朝の衰退から滅亡まで
アレクサンドリアのヘレニズム
ローマ帝国支配下のアレクサンドリア
アレクサンドリア図書館と本屋およびパピルス写本
アレクサンドリアの宗教・学問・文化
『ヘルメス文書』と『ナグ・ハマディ文書』およびグノーシス
アレクサンドリアの興亡
現代のアレクサンドリア
著者等紹介
小野俊夫[オノトシオ]
1929年東京出生。早稲田大学第一政治経済学部経済学科卒業。同大学大学院経済学研究科(博士課程)修了。その間、1962‐65年プリンストン大学客員研究員。帰国後、駒澤大学経済学部(専任講師・助教授・教授)を経て、早稲田大学社会科学部および大学院社会科学研究科教授。2000年3月早稲田大学定年退職。その間、1986‐2000年ニューヨーク大学The Center for Japan‐U.S.Business and Economic Studiesの特別研究員。2000年6月早稲田大学名誉教授。2008年11月瑞宝中綬章拝受(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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