内容説明
人々は何のためにうたうのか、うたってきたのか?これは、民謡に留まるものではない。日本民俗学が明らかにしようとしてきたのは、日本の基層文化や日本民族のエトノスである。それは、まさに歌の「場」で共有されてきたものである。
目次
序章 本書の目的と構成
第1章 問われる民謡―民謡研究の学史と課題
第2章 うたわれる民謡―民謡の機能
第3章 伝えられる民謡―民謡の「場」と詞章
第4章 語られる民謡―民謡における説話性
終章 民謡伝承の展開
著者等紹介
長野隆之[ナガノタカユキ]
1967年北海道生まれ。劇団秘法零番館を経て、2004年國學院大學大学院博士課程後期修了。博士(文学)。現在、國學院大學専任講師。専門は日本民俗学・日本歌謡史・民俗芸能研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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