内容説明
思想家・歴史家は、１００年の時を超えて、今あざやかに甦る！ヘンリー・アダムズの全体像を解明した、わが国初の本格的研究書。
目次
第１部 横断する知性（重ね書きされた羊皮紙―アダムズの『アメリカ史』を読む；教会を読むアダムズ―横断と切断；“近代”を嗤う―ヘンリー・アダムズの「教育」）
第２部 『ヘンリー・アダムズの教育』補記（空白の（削除された）二〇年
海をへだてた南北戦争―ヘンリー・アダムズの「外交教育」の背景）
第３部 中世のほうへ（教会の解剖学―アダムズとシャルトル；中世を「横断」する―「聖母マリア崇拝」を軸として；ヘンリー・アダムズの中世文学史―『モン・サン・ミシェルとシャルトル』再考；『ヘンリー・アダムズの教育』エピローグ―晩年の一〇年間）
著者等紹介
岡本正明［オカモトマサアキ］
中央大学教授。１９６０年東京都に生まれる。１９８３年東京大学文学部英文科卒業。１９８６年東京都立大学（現・首都大学東京）大学院人文科学研究科（英文学専攻）修士課程修了。同大学助手等を経て、１９９９年より現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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