内容説明
演劇を味わう楽しさ。イギリス演劇の奥深く多彩な魅力を、独自の視点から掘り起こし、解明した―“知”と“情”の魅力に満ちた一冊。
目次
愛の錯乱―『夏の夜の夢』
変装による愛の変奏曲―『お気に召すまま』第四幕第一場
人間、この不条理なもの―『尺には尺を』
「喜劇」と「悲劇」のはざまに―『尺には尺を』
ピンター戯曲の二重構造―その創作過程よりみた
ピンター劇の解釈と受容―『管理人』を中心として
ゲームの行方―ハロルド・ピンターの『帰郷』を読む
ハロルド・ピンターの『誰も入れぬ地』No Man’s Land(新作プロフィール)
意匠としての神―『アマデウス』
台詞の意味機能―ワイルド、カワード、ピンター〔ほか〕