内容説明
鬼を愛してやまない著者が、鬼の食生活、怨念、エロチシズム、吉凶、世界の鬼等、鬼の暮らしと知られざる真相を詩人の目で解く。
目次
プロローグ 愛しき鬼たち
鬼の食生活(ブドウと筍と桃;鬼の健康食;味噌と鬼)
地獄の鬼(地獄から帰ってきた人々;地獄の責め苦は果てなくつづく)
怨念とエロチシズム(安達ヶ原の鬼婆;女が鬼と化すとき;鬼の情愛と性)
鬼退治の残虐性(酒顛童子と茨木童子;前鬼・後鬼;鬼の口惜しさ)
宗教における利用価値(中国の鬼;日本の鬼;ヨーロッパの鬼)
吉凶を導く鬼(屋根瓦の知恵比べ;魔除けと民間伝承;豊作祈願の鬼文化)
雷神と風神(雷神と鬼;風邪と風神の関係)