出版社内容情報
・フードテック
・昆虫食
・培養肉
・ゲノム編集
・遺伝子組み換え…etc.
食べものとは本来、人間と自然との関係が詰め込まれたもの。
土とそこにいる微生物、太陽、そして水が生物をはぐくみ、それを人間がいただくという
人間と自然との有機的なつながりの中にあります。
それを断ち切った形で作られるこのようなものを食べものといえるのでしょうか――。
【もくじ】
はじめに
第1章 変わりつつある食の世界
第2章 遺伝子を操作する食とは?
第3章 ゲノム編集食品の現状
第4章 遺伝子組み換え食品をめぐる新たな動き
第5章 化学農薬からバイオ農薬へ
第6章 フードテックとは何か? 何が問題か?
内容説明
“食べもの”とは本来、人間と自然との関係によるもの。土とそこにいる微生物、太陽、そして水が生物を育み、それを人間がいただくというつながりの中にあります。それを断ち切った形で作られるものを食べものといえるのでしょうか―。
目次
第1章 変わりつつある食の世界
第2章 遺伝子を操作する食とは?
第3章 ゲノム編集食品の現状
第4章 遺伝子組み換え食品を巡る新たな動き
第5章 化学農薬からバイオ農薬へ
第6章 フードテックとは何か?何が問題か?
著者等紹介
天笠啓祐[アマガサケイスケ]
1947年生まれ。雑誌『技術と人間』編集者を経て、現在フリー・ジャーナリスト、市民バイオテクノロジー情報室代表、日本消費者連盟顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
izw
6
遺伝子組み換え食品、ゲノム編集食品、フードテックの代替肉、昆虫食、培養肉などに対して疑問を呈する。食べものというものは、本来、人間と自然の関係によるもの。土とそこにいる微生物、太陽、そして水が生物を育み、それを人間がいただくという人間と自然の有機的なつながりの中にある。それを断ち切った形で作られるものを食べものといえるか、という疑問である。しかし、それらが直接どんな悪影響があるのかについてはほぼ言及していない。唯一、除草剤に耐性のある品種は、除草剤が大量に付着したまま流通するという紹介があり、それは納得。2024/06/06
Mimi
1
遺伝子組み換えとゲノム編集の違いも、エピジェネティック異常も、狂牛病の原因も、この本を読むまで何も知らなかった。そんな自分でも解説が丁寧で理解しやすく最後まで興味深く読むことができた。読んでいくうちに、自然と心のつながりを失った人類は生命体として生き残れるのだろうか、そんな不安と疑問が残った。98%は未解明という遺伝子(設計図)を編集、ノックアウトした際に全体との調和はどうなるのだろう。美しい地球と命あるすべての存在に敬意と感謝を持って、人類は生きているのではなく生かされていることを思い出さなければ、、、2024/07/27