消費者食品安全学入門―食の安全確保と消費者の役割

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784772610049
  • NDC分類 498.54
  • Cコード C0036

内容説明

「安心して食べたい!」という消費者の当たり前な欲求を根底から裏切る、悪質な「食品事件・事故」が後を絶たない。食べることへの不安や食品企業への不信は、もはや極限にまで達している。その大きな原因が、国の無策や怠慢、食品企業の利益至上主義、責任感・倫理観の欠如にあることは言うまでもない。しかし一方で、国や企業にすべてを委ねている問題意識の希薄な「もの言わぬ」消費者の「役割放棄」も見逃してはならない。では、「食の安全・安心は消費者自らの手で勝ち取り、守るもの」という認識に立ち、消費者が課せられた役割を果たすためにはどうすればよいか。本書は、食の現状や正確な情報・基礎知識を学ぶために最適な、待望の必読入門書である。

目次

第1章 食品行政の移り変わりと企業、消費者の動向
第2章 食品の表と裏の顔
第3章 公的調査に表れた消費者の食の意識
第4章 注意が必要な食品と医薬品との相互作用
第5章 バイオ食品の現状とその安全性
第6章 食品に係わる関連法・制度と安全確保のための利害関係者の役割
第7章 安全・安心して生活するための方策
第8章 最大の脅威は食中毒
第9章 安全に食べるための注意点
第10章 正しい食事が健康維持・増進の基本

著者等紹介

中川静紀[ナカガワシズトシ]
獣医師(1971)、医学博士(広島大学1980)。日本大学大学院獣医学専攻科修了(1973)。東京大学医科学研究所研究生(1973~1974)、広島大学医学部研究生(1975~1980)、米国国立衛生研究所(NIDDK)客員研究員(1981~1983)。日本トキシコロジー学会認定トキシコロジスト(1997~)。2001年1月、製薬企業を経て「アシスト設立」(健康管理、教育研修コンサルタント)

海老塚広子[エビズカヒロコ]
東京家政大学大学院家政学研究科(修士課程)食物栄養学専攻修了(1996)。東京家政大学・短期大学部実験助手(1996)、東京家政大学・短期大学部助教(2007)、東京家政大学・短期大学部講師(2010~)。管理栄養士(2004)。所属学会:日本食品科学工学会(1994~)、日本栄養・食糧学会(1995~)、日本農芸化学会(1998~)、日本食生活学会(2004~)、日本家政学会(2007~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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