目次
第1章 模倣を学ぶ
第2章 カモフラージュへと駆り立てるもの
第3章 CAT‐Qからわかること
第4章 セルフ・コンパッションの技法
第5章 仮面を外す
第6章 執筆を終えて
著者等紹介
藤川洋子[フジカワヨウコ]
大阪大学文学部哲学科(心理学専攻)卒業と同時に家庭裁判所調査官補。任官後、大阪、京都、名古屋、東京等の家裁勤務を経て、京都ノートルダム女子大学教授(現名誉教授)。京都工芸繊維大学教授、特定教授、非常勤カウンセラー。臨床心理士。東京大学医学部客員研究員
三好智子[ミヨシトモコ]
京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻博士後期課程学修認定退学。博士(教育学)(京都大学)。京都ノートルダム女子大学現代人間学部心理学科教授を経て、京都工芸繊維大学アクセシビリティ・コミュニケーション支援センター/基盤科学系教授。公認心理師、臨床心理士、特別支援教育士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きゅー
8
ASD(自閉スペクトラム症)の人が、周囲に溶け込み自分の特性を隠して生きようとする手段の一つとしてカモフラージュがある。手段と書いたが、本人は意図せずにいつの間にか身についたものであることが多いという。日本に限らず海外でも女性のASD者は、世間が求める「女性らしさ」に自分を当てはめるためにカモフラージュを半ば強制されているとも言える。そのことによるストレス、自己肯定感の低下などが問題となり、その対処法が書かれている。前半の知識パートと後半の実践パートに分かれているので、前半だけ読んでも参考になると思う。2024/11/18