内容説明
病原体だけが病気を引き起こすのではない。ある栄養素が欠乏するだけで死に至る病気がある。人類が「栄養学」を手に入れるまでの長い長い道のり!偉大な業績あり、極悪犯罪あり、古今東西約220人の物語。
目次
第1章 いかに食養生が始まったか
第2章 自然科学としての栄養学の誕生
第3章 栄養の消化と吸収をめぐる学者たちの論争
第4章 「栄養素の欠乏」が引き起こす病原体の無い病気
第5章 ビタミンやミネラルなど微量栄養素の発見
第6章 近世以降における栄養と食事のありかたの移り変わり
第7章 食品への混ぜ物の歴史
第8章 フードファディズムとインチキ医学
第9章 栄養の現状と展望
著者等紹介
グラットザー,ウォルター[グラットザー,ウォルター][Gratzer,Walter]
ロンドン大学キングズカレッジ名誉教授。1954年オックスフォード大学化学科卒業、1960年ロンドン大学にて博士号取得。1960~1963年ハーバード大学ポストドク、1963~1966年ロンドン大学生物物理学講師、1966~1996年同生物物理化学教授
水上茂樹[ミナカミシゲキ]
九州大学名誉教授。1953年東京大学医学部医学科卒。1964~1967年東京大学医学部助教授(栄養学)。1967~1993年九州大学医学部教授(生化学)、1993~2000年中村学園大学教授(栄養学)、2001~2006年西南女学院大学教授(栄養学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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