内容説明
花は霧島 煙草は国分、燃えて上がるはオハラハー桜島(おはら節)。台風常襲、シラスの地ゆえの困難を利点に転ずる「人」づくり―薩摩郷中教育の精神に学ぶ。
目次
第1部 研究会報告(島津斉彬の集成館事業―薩摩藩の近代化とその背景;薩摩と明治維新)
第2部 薩摩(鹿児島)の歴史と文化(薩摩探訪;薩摩藩の儒学の伝統;薩摩焼―四百年の伝統;薩摩切子;薩摩の焼酎と食文化;鹿児島湾の素顔とその生いたち;「薩摩おごじょ」と地域経営;伊地知正治と立憲構想―安井息軒との関連で;森有禮の衝撃;東良助とその周辺)
第3部 日本の地域文化(地域に根づく石井記念愛染園―主張を持った様々な活動を支えてきた成り立ちと理念)