内容説明
性暴力被害は、想像されるよりもずっと身近で起きている。被害にあった方に対して、心理職は何ができるのか?支援を行う際に知っておくべき基礎知識・心理支援の基本を、6つの架空事例をもとに具体的に解説。
目次
第1部 性暴力被害者支援に必要な知識(性暴力被害とは何か;被害に直面した時の心理および被害の生じるプロセス;性暴力被害が被害者に与える影響;性暴力被害における二次的被害;心理教育 ほか)
第2部 性暴力被害者支援の実際(単回性の被害・女性・加害者は見知らぬ人;継続的な被害・女性・加害者は親族;単回性の被害・男性・加害者は顔見知り;単回性の被害・小学生男子・加害者は見知らぬ人;継続的な被害・中学生男子・加害者は身近な人 ほか)
著者等紹介
齋藤梓[サイトウアズサ]
神奈川県生まれ。上智大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(心理学)。公認心理師、臨床心理士。現在、目白大学心理学部心理カウンセリング学科准教授。公益社団法人被害者支援都民センター犯罪被害相談員。臨床心理士・公認心理師として学校や精神科に勤務する一方で、東京医科歯科大学や民間の犯罪被害者支援団体にて、殺人や性暴力被害等の犯罪被害者、遺族の精神的ケア、およびトラウマ焦点化認知行動療法に取り組んできた。現在、目白大学准教授として被害者支援に関する教育と研究に携わりながら、支援団体での実務を継続している。性犯罪に係わる刑事法改正の会議においても、委員を務める。PE療法スーパーバイザー(ペンシルバニア大学不安治療研究センター認定)
岡本かおり[オカモトカオリ]
千葉県生まれ。文教大学大学院後期博士課程単位取得退学。博士(心理学)。公認心理師・臨床心理士。現在、清泉女学院大学人間学部教授。認定NPO法人長野犯罪被害者支援センター副理事長。公益社団法人被害者支援都民センター犯罪被害相談員。児童相談所・教育センター等の非常勤カウンセラーを経て、公立学校のスクールカウンセラーを18年間勤める。学校への緊急支援の経験から犯罪被害者支援に関わるようになり、東日本大震災の緊急派遣カウンセラーを契機に、トラウマをきちんと治せる心理職になりたいと思い、2015年PE(長時間曝露)療法セラピスト、2018年PE療法スーパーバイザー資格を取得(ペンシルバニア大学不安治療研究センター認定)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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