出版社内容情報
優れたカウンセラーはカウンセリングでどのような工夫をしているのか? カウンセリングテクニックをどのようにトレーニングすればいいのか?
聴く=傾聴、観る=観察、見立てる=アセスメントなどカウンセリングの基礎となる6つのベーシックモード、臨床の正否を分かつ戦略的な24のコアテクニックで、実践に使えるカウンセリングテクニックを身につけよう! テクニックの選択基準は、学派・理論の別を問わず臨床領域において求められるスタンダードスキルであること。1つのテクニックを巡っては、?「テクニックの概要」、?「テクニックの解説」?「ケーススタディ」という3ステップでテンポよく解説する。
対談「カウンセリングテクニックを実装/検証する」から各論考まで名カウンセラーがその名を連ね、初学者にもわかりやすい解説を試みた、実践本位・公認心理師時代のためのプロフェッショナル・ガイド!
1.対談
カウンセリングテクニックを検証/実装する 岩壁茂+平木典子
2.カウンセリングテクニック入門
カウンセリングテクニックの「前提」 岩壁 茂
カウンセリングテクニックの「訓練」 平木典子
3.カウンセリングの「ベーシックモード6」
聴く=傾聴 諸富祥彦
観る=観察 信田さよ子
組み立てる=アセスメントからケースフォーミュレーション 藤岡淳子
触れあう=「今ここ」での関係 福島哲夫
繋げる=理解から行動へ 松見淳子
伝える=変化と指示のためのコミュニケーション技術 原井宏明
4.カウンセリングの「コアテクニック24」
★ステージ1?カウンセリングを始める
インテークセッション・スキル―出会い・始める技術 神谷栄治
ジョイニング―協働作業を始める 野末武義
パラフレーズ・リフレクト・サマライズ―問題を設定する 藤生英行
リフレーミング―問題をいったん整理する 青木みのり
治療動機を発掘するために―動機づけ面接が教えること 岡嶋美代
ミラクルクエスチョン―「ありえない空想」の現実化 若島孔文
治療目標―「できたらいいな」を現実に 菊池安希子
危機介入―自傷・自殺・他害の防波堤 小澤康司
★ステージ2?カウンセリングを深める
非言語コミュニケーション―観察・アイコンタクト・表情 春日武彦
自己開示―カウンセラーの内的体験の活用 遠藤裕乃
間接暗示―指示を示唆する技術 大谷彰
感情アプローチ―猛る感情にアクセスする 柴山雅俊
直面化confrontation ―関係を転回する 妙木浩之
認知再構成―認知のストレッチ 神村栄一
解釈―共同注視の延長として 岡野憲一郎
エンパワーメント/レジリエンス―回復力と折れない心 松嶋秀明
★ステージ3?カウンセリングを広げる
変容プロセス―変容のための段階設定 前田泰宏
トラブル解決―行き詰まったセラピーを超えて 岩倉拓
エクスポージャー―あふれる刺激に順化する 吉田博美
クライエントのソーシャルスキルを育む 野坂達志
行動活性化―行動レパートリーを豊かにする 兼子唯+鈴木伸一
セルフモニタリング―自分で自分を知る 三田村仰
終結―終える技術 杉原保史
セラピストのセルフケア―バーンアウトを防ぐ 落合美貴子
岩壁茂[イワカベシゲル]
編集
内容説明
優れたカウンセラーはカウンセリングでどのような工夫をしているのか?カウンセリングテクニックをどのようにトレーニングすればいいのか?聴く=傾聴、観る=観察、見立てる=アセスメントをはじめとしたベーシックモード、臨床の正否を左右する戦略的なコアテクニックなど、本当に実践に使えるカウンセリングテクニックを身につけよう!名カウンセラーがその名を連ね、初学者にもわかりやすい解説を試みた、実践本位のプロフェッショナル・ガイド!
目次
1 対談 カウンセリングの前提/カウンセラーの条件
2 カウンセリングテクニック入門(カウンセリングテクニックの「前提」;カウンセリングテクニックの「訓練」)
3 カウンセリングのベーシックモード6(探索;理解 ほか)
4 カウンセリングのコアテクニック24(カウンセリングを始める;カウンセリングを深める ほか)
著者等紹介
岩壁茂[イワカベシゲル]
お茶の水女子大学基幹研究院人間発達科学系准教授。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、カナダ・マッギル大学に学士編入、同大学大学院でカウンセリング心理学博士号取得。札幌学院大学に勤務後、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
ひろか
猫柳
百草丸
yuka